4月からナンバープレート表示の新基準が適用に!
国土交通省は昨年12月28日に、2016年4月1日から施行される道路運送車両法と自動車検査独立行政法人法の一部法律改正に合わせて、自動車のナンバープレートの表示に関わる新基準を公表したのは既報の通り。いよいよその期日が近づいてきたが、今回の改正によりどう変わるのかをもう一度おさらいしてみよう。
ナンバープレートが見にくくなる行為はすべてNG!
4月1日から厳密にNGとなる行為は、「カバー」、「被覆」、「回転」、「折り返し」の4つとなる。
・カバー
過去には“オービスに写らない”とうたった商品もあり、色付きのナンバープレートカバーはNGとなっていたが、今回無色透明のものもNGとなった。“ナンバーが汚れないように”という理由もNGなのでご注意を。
・被覆
被覆とは「物の表面を他の物でかぶせ包むこと」で、シールなどでナンバーの文字が判読できない状態にすることはもちろん、一部カスタマイズユーザーが行っている海外のナンバープレート用フレームの装着(日本のものよりも小さい)で、文字の一部が隠れるようなものもNGとなる。
・回転
これは自動車ユーザーよりもバイクユーザーで稀に見られる光景だが、ナンバープレートを縦に装着するようなこともNGとなる。もちろん上下逆さまもNGだ。
・折り返し
ナンバープレートを折り返してナンバーを瞬時に判別できないようにすることも当然NGとなる。「番号が判読できる見やすい角度」と明記されているため、折り返しではなく取り付け角度を大きく変更することもNGとなる。
つまり、今回の改正は「ナンバープレートが少しでも見にくくなる行為はNG」ということになる。透明のナンバープレートカバーなどは装着しているユーザーも少なくないと思われるので、今一度確認していただきたいところだ。
なお、ナンバープレートの取り付け角度や、ボルトカバーなどの細かい規定も同時に発表されているが、これについては「平成33年4月1日以降に初めて登録された車両」が該当するものであるため、今日現在日本で登録されている車両については一切適用されない。そこはお間違えの無いようご注意を。