GT-Rの歴史を支えた珠玉の専用設計ユニットがそろい踏み
ホビー業界では類を見ない自動車用エンジンに特化したスケールモデルを製造、販売を手がける鳥取県米子市の「日下エンジニアリング」。日本を代表する名機と呼ばれるモデルを中心に、これまで8種類26アイテム以上をラインアップしてきた。
その製造は最新の3Dプリンターを用いて、日本国内で時間をかけて成型。それをハンドメイドで組み立てを行うことによる精巧さと樹脂だけでなく、金属、プラスチックパーツなど複数の素材を組み合わせることによる高い再現性に定評がある。また、ホビーのスケールは1/6とかなり大きく、手に取ったときの重厚感、細部の作り込みなどは見ごたえも抜群だ。
そんな日下エンジニアリングが1/6エンジンスケールモデルの最新作として5月1日からリリースしているのが、日産を代表するパフォーマンスモデル「スカイラインGT-R/GT-R」の生誕50周年記念したアニバーサリーモデル。
その内容は第1世代と呼ばれるハコスカ(3代目スカイラインPGC10/KPGC10)/ケンメリ(4代目スカイラインKPGC110)に搭載された日本初の2リッター直列6気筒24バルブエンジンの「S20型」、国内最高峰のツーリングカーレースであった「グループA」レースに勝つために開発され、16年ぶりに復活した第2世代のGT-RであるBNR32(8代目スカイライン)に投入され、BCNR33(9代目スカイライン)/BNR34(10代目スカイライン)にも受け継がれた2.6リッター直列6気筒24バルブツインターボの「RB26DETT型」、そして、世界の一線級のスーパースポーツに負けないために開発され、現行型の日産GT-R(R35)の心臓部として生まれた3.8リッターV型6気筒24バルブツインターボの「VR38DETT型」。
日産、そして日本のハイパフォーマンスシーンをリードするために専用設計が行われてきた3種の名機を一同に集めた逸品。GT-Rの50年史をエンジンで語る、まさにコレクションと呼ぶに相応しいアイテムといえるだろう。
また、GT-Rの生誕50周年を祝う特別なモデルとして、それぞれのエンジンモデルの年式や仕様を自分好みに選べるスペシャルオーダーを可能としているのもポイント。S20型はエアクリーナーBOX仕様か、ファンネルカバー付き仕様を、RB26DETT型はヘッドカバーのカラーをブラック(R32/R33)/レッド(R34)/ゴールド(R34Nur)の3種類から、VR38DETT型はヘッドカバーをブラック×シルバー(前期型)/レッド×シルバー(中・後期型)/ブラック×レッド(NISMO)の3種類よりチョイスが可能。同じ限定モデルでも18のバリエーションがあるのもオーナーやファンにとっては魅力だ。もちろん、50周年を記念した専用プレートのスペックも選ぶエンジンによって異なる。
販売台数は50周年に合わせて50台限定。GT-Rの魂といえる至高のエンジンが集うアイテムが発売されるのはこれが最初で最後になるかも……。ホビーファンはもちろん、GT-Rファンも手に入れておきたいアイテムとなることは間違いなし。詳細は下記のホームページから問い合わせてほしい。
●商品概要
1/6エンジンスケールモデル
GT-R50周年アニバーサリーモデル16万2,000円(税込み)
●サイズ
[本体実寸]
全長295mm×全幅120mm×全高110mm
[台座、アクリルケースを含む寸法]
横450mm×奥行き380mm×高さ(ケース高)200mm
付属品:ウォールナット高級台座・日本製高級アクリルケース
商品発送時期 2019年6月ごろを予定
●日下エンジニアリング Modeling事業部
http://kusaka-eng.com/engine