ミニバンの荷室長を活かしてさまざまな用途に使える
自家用車の日常平均乗車人数は、統計によると1.5人と言われている。家族持ちでも、いつも多人数で移動していないことが分かる。
実際、ミニバンのオデッセイ・アブソルートを12年、愛用していたわが家では、家族構成が4人、3人、2人と減ってきた経緯があるものの、3列シートミニバンでなければならない理由があったのだ。
ここでは、普段、おひとりさま乗車でも3列シートのミニバンを選んだほうがいいケースを検証したい。
1)多頭の愛犬とよくドライブに出掛けるケース
まず、わが家のように、家族の一員である犬を多頭飼いし、愛犬とクルマ旅をする機会が多い場合だ。おひとりさま+多頭の犬なら、ラゲッジルームに余裕があるステーションワゴンや流行りのSUVでも良さそうだが、こと、わが家のようにシニア犬の足腰が弱った大型犬ともなれば、介助しつつ車内への乗せ下ろしするのはけっこう大変。
しかし、両側スライドドアの低床ミニバンなら、後席の乗降はラクラク。2列目キャプテンシートで、3列目席を格納していれば、拡大したラゲッジルームに犬を歩いていかせることも可能。荷物と愛犬の積み場所、居場所が自由自在なのも、愛犬家にとって、ミニバンの大きなメリットとなる。
2)サーフボードなどの長尺物を積むケース
つぎに、サーフボードなどの長尺物をよく積むケースだ。最大荷室長は大型ミニバンにかなうクルマはなく(VWゴルフ・トゥーランは1940mm!)、室内高のゆとりもあって、大きなバックドアを開ければ、濡れたウエットスーツを吊るして乾かすにもちょうどいい。
また、新しいサーフスポットで暮らすため、おひとりさまの小さな引っ越しをするにもばっちり対応してくれるのだ。