1位はじつに300万円近いプライスタグ!
軽自動車は本来、小さく、扱いやすく、安く、経済的なクルマであるはずなのだが、近年、性能や先進安全支援機能の装備などによって高騰しているのが現実だ。
ここでは、値段を知ったらぶっ飛ぶような現行高額軽自動車(オプションを除く)のベスト5を調べてみた。同時に、その価格でどんなクルマが買えるのかも付記した。
1位 ホンダS660 Modulo X
6速MT/CVT(285万120円)
世界最小の2シーターミッドシップオープンスポーツがホンダS660だ。若き開発陣を採用したことでも話題になったが、そのスタートプライスはカスタマイズ前提のベーシックモデルでさえ198万720円。しかし軽自動車最高額車となるのが、ホンダのコンプリートカーシリーズModuloのこいつだ。
内外装はもちろん、足まわりなど専用で、その価格は驚愕の285万120円! マツダロードスターSスペシャルパッケージ6速ATの287万2800円(6速MTは275万9400円)、トヨタ86 GTの298万1880円/6速MTに迫る価格なのだ。どちらがいいかというよりS660 Modulo Xの場合は、ホンダ命、S660命、ホンダレーシング命のファンでしか買えない特別な1台と言える。
2位 ホンダS660 α 特別仕様車トラッドレザーエディション
6速MT/CVT(227万4460円)
S660のノーマルモデル最高額車がこれ。ホンダ・フィットRSホンダセンシングの205万920円より約25万円も高く、同フィットの純正コンプリートーカー、Modulo style ホンダセンシングの225万7200円並みなのだからびっくりだ。
3位 ダイハツ・コペンRobe S
2WD CVT(205万2000円)/5速MT(207万3600円)
3位も軽スポーツカーのダイハツコペンである。スタートプライスからしてRobeの185万2200円。その最上級グレードのコペンRobe Sの価格はCVTで205万2000円、5速MTで207万3600円!
少量生産、カスタマイズ自在の樹脂ボディー、電動アクティブトップといったこだわりが、価格を高めている。クラッチスタートシステム搭載の5速MT車のほうが高価なのもコペンならでは。
しかし、その金額を出せば、走りに定評ある、水平対向2リッターボクサーを積んだインプレッサスポーツ2.0i-Lアイサイト 2WD 218万1600円が買えてしまうのだから、よほどほれ込まないと手が出せない小さな大物だ。