3輪のスリーホイラーは本当にスリリングな1台
1936年から今でもイギリスで作られているクルマがある。信じがたいかもしれないが、アッシュ材(木)、アルミ、革という3つの素材を使用し手作業で組み上げられている。……そのクルマは「モーガン」。日本でも2018年4月15日より全国8店舗で正規販売を開始している。
創始者であるヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガンが1909年にイギリスのピッカースレイ・ロードに設立。現在も販売されている3輪のスリーホイラーが始まりで、100年以上経った今でも設立当時と変わらない理念が受け継がれている。
日本に導入されるモデルはスリーホイラーを始め、4輪4気筒を意味する『4/4』、2リッターエンジンを搭載する『プラス4/4』、3.7リッターのフォードエンジンを搭載する『ロードスター』の4台がラインアップされる。
SCI代表取締役社長の伊藤誠英さんは「100年以上職人が作ってきたモーガンは、時代にも合ったイノベーションを繰り返しながら生き残ってきたブランドです。昨今、電動化や自動運転などそういうった話題が多いなかで、本当のクルマ好きの人に安心して提供し、今後の維持できる環境にできたことが本当に嬉しいです」とコメント。
ブランドマネージャーのジャスティン・ガーディナーさんは「4/4のサスペンションは1936年当時のままで、クルマも軽いからのんびりドライブしたいクルマですね。スリーホイラーはとてもスリリングです。こう見えてドリフトも簡単にできますし、すごくドライビングプレジャーな1台」と話してくれた。
見た目こそ旧いが、走りは現代のモデルにも引けをとらない性能を持つモーガン。試乗が楽しみな1台だ。