カングーぞろぞろ1373台! 10回目の記念すべきカングー ジャンボリーが開催

大人から子どもまで1日満喫できるユル系イベント

毎年5月を待ち焦がれているフランス車乗りは多い。年に1度、ルノー カングーが全国から富士の麓に集結するイベントが開催されるのだ。2018年5月13日、じつに10回目の開催となるルノー カングー ジャンボリー 2018が行われた。今年は昨年より130台も多い1373台と4317人の来場者が山梨県山中湖交流プラザ「きらら」に集結し大きな盛り上がりを見せた。ルノー カングー ジャンボリー

「このイベントに参加するためにカングーを買いました」という方もいるほど注目を集めるカングー ジャンボリーは、年々参加者が増え、規模が拡大している。オーナー同士はもちろん、メーカーサイドとの交流の場としてすっかりお馴染みとなっている。コアなファンのみならず、会場へ訪れた誰もが楽しめる内容だからこそ、「また行きたい」と思わせるのだろう。


オーナーの思いが詰まったカングーは「原っぱエリア」と「広っぱエリア」にずらりと並べて展示され、タープを張ったり椅子を置いてコーヒーをすすったりと自由な時間を過ごす。「原っぱエリア」ではフリーマーケットも開催されているが、参加者は必ず何かしなければならないという縛りがあるわけでもなく、この“ユルい空気感”こそが、参加者が楽しみやすい理由なのだ。

そう聞くと、「単に集まるだけ?」と思われそうだが、イベントコンテンツは十分すぎる内容。会場にはキッチンカー、塗り絵コーナー、シャボン玉エリア、セグウェイ体験、テニス、ふわふわ道具エリア、キッズスポーツエリア、ルノー オフィシャルショップなど家族や友人と丸1日遊ぶことが可能だ。

ステージではモータージャーナリストの竹岡圭さん、武田広実さんがMCを務めて会場を沸かせる。さらにTVK「クルマでいこう!」の公開収録、記念撮影、山中湖中学校吹奏楽部の演奏なども行われた。

そして、毎年行われているのが限定車の発表だ。今回は、真夏の避暑地として有名な緑溢れるフレンチアルプスの山と、見上げると青く澄んだ空をイメージした「カングー クルール」が登場した。

200台限定となる「カングー クルール」の台数振り分けは、ヴェール モンターニュM(緑)が100台、ブルー シエラ Mが100台となっている。現地にはルノー・ジャポン代表取締役社長の大極 司さんのほかに、ルノー小型商用車担当プログラムダイレクターのフィリプ・カイエットさんも駆けつけた。

通常モデルとの変更点は、ボディカラー、フロント・リヤブラックバンパー、ボディ同色フロントグリルバンパー、ブラックドアミラーとなっている。価格は税込み259万9000円となっている。

また、購入者にはヴァカンスを楽しむために欠かせないアイテムとして、フランスのスキンケアブランド「ラ ロッシュ ポゼ」のUVケアアイテムをプレゼントするキャンペーンも行っている。カタログにないボディカラーが欲しい方にオススメしたい1台だ。

さらに、フランスのパティシエ・ショコラティエの「ピエール・エルメ・パリ」も出展。難病とたたかう子どもたちのための寄付金集めを目的としてマカロン1500個を配布。パリ・アジア支部代表のリシャール・ルデュさんからはイベント10周年を記念した特別ケーキをステージ上で披露した。

そして2018年はカングーが登場してから20年、イベントは10周年のアニバーサリーの年。今回は特別な試みとして、歴代モデルの展示が行われた。

展示車両はすべて一般のオーナーカーであり、事前にインスタグラムとツイッターで「#歴代カングー」、「#WithKANGOO」というハッシュタグをつけて参加募集を行い、多くの投稿の中から選ばれた8台が特別エリアに並べられ、ステージ上でMCによる紹介が行われた。

会場は次第に雨が強くなる生憎の天候となってしまったが、来場者の熱気は衰えず。イベント終了まで盛り上がっていた。


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