攻めたエクステリアと走りを進化させる機能パーツが揃う
ホンダのワークスチューナー「無限」の商品ラインアップのなかで人気の高いヴェゼルとオデッセイ。それぞれベース車のマイナーチェンジに合わせて同社のアイテムもアップデートされた。ボディ系パーツのみならずサスペンションやマフラーなど、純正以上の質感を実現している。
まずはヴェゼル。マイナーチェンジでノーマルのフロントマスクはシャープな印象になったが、「無限」はそれに合わせてフロントアンダースポイラーのデザインを最適化。従来のイメージを踏襲しながらフロントアンダースポイラーは、アグレッシブさとボリューム感をアップさせてきた。 このほかサイドステップやリアアンダースポイラー、ロアウイングといったエアロパーツもラインアップ。試乗車が装着するアルミホイール「MD5(18×7.5Jインセット54)」4本とエアロパーツ(ロアウイングを除く)がセットになったお得なパッケージングも用意されている。機能系パーツはスポーツサスペンションやアルミホイール、スポーツマフラーなどをラインアップ。そのセットアップなどはマイナーチェンジ前モデル用から変更はないが、無限のエンジニアによれば「テストしてみた結果、変更する必要がなかった」との事。
ノーマルのヴェゼルRSの走りは確かにスポーティだが、ギャップでヒョコヒョコ動く吸収性の悪さや足の動きに安っぽさを感じていた。
対して今回試乗した無限「スポーツサスペンション」は、しなやかでスムースな足さばき、そして動的質感の高さが印象的。マイナーチェンジでノーマルはパフォーマンスダンパー追加や目に見えない最適化が行なわれているが、無限のスポーツサスペンションがそれらを活かしている印象だ。もはやSUVと言うよりも目線の高いスポーティハッチと呼べるレベルの走りを実現している。
この無限「スポーツサスペンション」は、ハイブリッド用のみを設定(19万4400円・税込)し、残念ながらガソリンモデル用はラインアップされていない。
また、高い排気効率と消音性能を両立したスポーツサイレンサーも、ハイブリッド用のみを設定(10万2600円・税込)。高回転まで回すとまるでメカチューンエンジンのような心地よいサウンドを奏でるのも嬉しいところだ。