この記事をまとめると
■バッテリーが上がった際、他車の救援によって指導させることができる
■しかしハイブリッド車で救援を行うのは厳禁だ
■その理由について、トヨタのお客様相談センターに確認した内容を含めて解説する
車種によってはハイブリッドシステムが故障するので厳禁
冬はバッテリーが弱り、過放電が起こりやすい季節。JAFの2016年年末〜2017年年始のロードサービス救援依頼内容を見ても、一般道では、過放電バッテリーが第1位(1万4647件全体の37.89%)。出かけようと思って、エンジンをかけようとしたらスターターが弱々しくしか回らない……。
こんなピンチでも、ブースターケーブルがあれば、JAFのお世話にならなくても何とかなるはずだが、救援を頼もうと思った友人、知人、近所の人がハイブリッド車だとすると、救援してもらえないということをご存じだろうか?
ハイブリッド車には高電圧(200V以上)の駆動用バッテリーと、12Vの補機用バッテリーがある。この補機用バッテリーと故障車のバッテリーを、ブースターケーブルでつなげれば救援できるような気がするが、ハイブリッド車で他車のバッテリー上がりを救援するのは、厳禁とされる。