この記事をまとめると
■駐車違反には「駐車禁止」「駐停車禁止」など多様な種類が存在し、点数や反則金も異なる
■標識の有無にかかわらず法定で禁止された場所への駐車も取り締まり対象
■短時間の駐車であってもコインパーキングなど適切な場所に駐車することが大切だ
違反の種類で罰点も反則金も違う!
「駐車禁止」には、さまざまな種類があるだけでなく、違反内容によって違反点数や反則金の金額も異なります。この記事では、駐車違反の種類、それぞれの違反点数や反則金の金額について紹介します。
また、駐車違反で取り締まられないようにする方法についても解説していますので、クルマを運転するときの参考にしてみてください。
標識や標示で停車または駐停車を禁止している場所
丸い青地の標識に赤丸および赤の斜線またはバツ印の標識、車道と歩道が黄色の実線または破線によって区画されている標示がある場所では、停車や駐車が禁止されています。
違反点数や反則金は次のとおりです。
・駐車禁止場所:違反点2点、反則金1万5000円(普通車)
・駐停車禁止場所:違反点3点、反則金1万8000円(普通車)
交差点内など停車および駐車を禁止する場所での駐停車
道路標識の有無にかかわらず、次の場所では駐車および停車が禁止されます。
【駐停車禁止場所】
・交差点、横断歩道、自転車横断帯、踏切、軌道敷内、坂の頂上付近、勾配の急な坂またはトンネル
・交差点の側端または道路の曲がり角から5m以内の部分
・横断歩道または自転車横断帯の前後の側端からそれぞれ前後に5m以内の部分
・安全地帯の左側に部分及び当該部分の前後の側端からそれぞれ前後に10m以内の部分
・バス停から10m以内の部分
・踏切の前後の側端からそれぞれ前後に10m以内の部分
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:3点
・反則金:1万8000円(普通車)
交差点付近で駐車するクルマのイメージ画像はこちら
法律に定められている駐車禁止場所での駐車
道路標識の有無にかかわらず、次の場合は駐車が禁止されます。
【駐車禁止場所】
・駐車場や車庫などの自動車用の出入口から3m以内の部分
・道路工事が行われている工事区域の側端から5m以内の部分
・消防用機械器具の置場もしくは消防用防火水槽の側端またはこれらの出入口から5m以内の部分
・消火栓、指定消防水利の標識が設けられている位置または消防用防火水槽の吸水口もしくは吸管投入孔から5m以内の部分
・火災報知器から1m以内の部分
違反点数および反則金は次のとおりです。
・違反点:2点
・反則金:1万5000円(普通車)
