ニュルブルクリンクで鍛えて意のままのハンドリングを実現
トヨタ自動車は、2017年10月28日から一般公開される第45回東京モーターショーに、次期クラウンのコンセプトモデルを出展する。
「CROWN Concept」は、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に基づいてプラットフォームから完全刷新。その走りはドイツのニュルブルクリンクでテストを行い、リニアリティの高いハンドリングを追求すると共に、フラットな路面から荒れた路面まで、あらゆる状況において目線のぶれない走行安定性を追求するのだという。
また、現在各社が注力している「繋がるクルマ」、最新のコネクテッド技術を採用。市販モデルには全車車載通信機を標準搭載し、IoT(インターネット・オブ・シングス)社会に対応することで、ユーザーに新たな価値を提供していくとのことだ。
また、安全に関してもクルマそのもので対応する技術に加え、ITS Connectを普及させることで、例えば信号情報をクルマがキャッチするなど、インフラとクルマが協調することで、より高い安全実現していくという。
さらに通信によって、社会全体の渋滞の削減、ユーザーの車両情報を得て、故障や整備の必要性を予知するなど、より快適かつ安心なカーライフを追求していく模様だ。
このクラウン・コンセプトはもちろん市販前提。2012年に登場した14代目クラウンに代わり、2018年夏頃に登場する予定だ。走りはもちろん、先端技術も楽しみな15代目クラウンに注目してほしい。
CROWN Concept
全長:4910mm
全幅:1800mm
全高:1455mm
ホイールベース:2920mm
乗車定員:5人