この記事をまとめると
■AE86の最高峰レース「N2」に由来するCBYのスプリンタートレノ N2仕様を紹介
■フルチューンの4A-Gエンジンやオリジナルのエアロを装着し「筑波分切り」
■車検通過のナンバー付きでストリート仕様としても使用可能な実力派マシン
ハチロクファン感涙のN2仕様
トヨタが1983年から販売した「ハチロク」ことAE86のカローラレビン&スプリンタートレノは、その素性のよさから多くの走り系ドライバーに支持され続けてきた車種の代表です。
「ドリキン」こと土屋圭市選手をはじめとする多くのドライバーを育てた車種としても知られ、1990年代には某ドリフトマンガに登場して一大ブームを巻き起こしました。
そんなAE86の最速の一角と目される、「CBY」というAE86専門店が製作した車両が、2025年の2月にパシフィコ横浜で開催された「ノスタルジック2デイズ」に展示されていました。ここではそのCBYが製作した「スプリンタートレノ N2仕様」を紹介していきましょう。
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■「N2」レース車両とは?
AE86のレース車両を語るうえで「N2」というカテゴリーを外すことはできません。この「N2」というのはレースのカテゴリーのひとつです。
もともとは市販車をベースに競われるツーリングカーが対象の「グループN」という国際レギュレーションをベースにして国内独自の内容で規定されたもので、改造範囲がごく限られて市販状態に近い仕様で戦われる「N1」と、そこからエンジンやワイドトレッド化、ウイングやエアロなど改造範囲が広く許されたのが「N2」です。
CBY スプリンタートレノ N2仕様のインテリア画像はこちら
このN2カテゴリーのなかで、AE86のワンメイクレースとして「富士インター200マイルレース カローラ/スプリンターグランドカップ」が行われました。このレースには、トムスやエンケイ、トラスト、トリイなど当時の有力チームが、TRDから発売されたN2カテゴリー向けのパーツを装着したワイドボディのレビン&トレノで出場し、熾烈な戦いを演じました。
このレースは2年しか開催されませんでしたが、これがAE86の最高峰のレースとして認知されて人気を博し、多くのフォロワーを生むなどAE86界隈には大きな影響を及ぼしました。
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そして、有志の手によって2002年に「ホットバージョン・N2決戦」として、往年のAE86のトップカテゴリーレースが復活しました。参加チームはガラッと様変わりして、そのときの有力なAE86専門チューニングショップや個人のAE86乗りで占められましたが、その参戦車両の多くは当時のN2仕様をお手本に改造を施して、懐かしみながらレースを楽しんでいました。
その「N2決戦」の参加車両の一台がこの「CBY N2トレノ」です。