「世界一の『移ごこち』デザインカンパニー」の名に偽りなし!
かのジョルジェット・ジウジアーロが設立したデザイン会社「イタルデザイン」がエクステリアを手掛けたハイエース!! そんな驚きのカスタムカー「WELL Cabin GranLuxe(ウェル・キャビン・グランラグゼ)」を東京オートサロンに出展したのが、カーナビ「ストラーダ」でお馴染みのパナソニックオートモーティブシステムズだ。
注目はフロントバンパー。このモデルのために作られたオリジナルで、日本の伝統的修復技法「金継ぎ」をイメージしたものだ。さらにイタルデザインが既存品のなかからチョイスしたというLEDヘッドライトやホイールを組み合わせている。
最大の見どころは、パナソニックが手がけたインテリア空間。「世界一の『移ごこち』デザインカンパニー」をビジョンとして掲げる同社が、プレミアムな体験が味わえる移動空間をプロデュースしているのだ。
シートが載せ替えられ、3列6人乗り仕様となった車内には、前後席間に55インチ有機ELディスプレイをレイアウト。その圧倒的な映像美はいわずもがな。さらにフロント側が透けて見えるようにスイッチで切り替えることも可能。前方視界を確保することにより、クルマ酔いになりにくいよう配慮しているのだ。
加えて、3Dハイレゾリューション対応スピーカーによる3D音響、映像と連動する照明システム、リラックス空間を演出するアロマディフューザーも設置。シートには重低音に合わせて身体に振動が伝わってくるサウンドエキサイターも内蔵し、エンターテイメントを五感で楽しめるシステムとなっている。
パナソニックオートモーティブシステムズでは、インバウンド客の移動や、スポーツ観戦時の会場までの送迎など、質の高い「おもてなし」を演出する観光用ハイヤーやタクシーの装備として、これらの仕様を提案していく予定。大画面ディスプレイによってオンライン会議にも対応できることから、ビジネスシーンでの利用も想定しているという。
そのほかブース内では市販ナビの最新モデル「“ストラーダF1XPremium10”CN-F1X10C1D」も展示されていた。圧倒的高画質を実現する10型有機ELディスプレイは、地図表示が抜群に美しく、また反射が少ないので、多数のライトが設置されているブース内でもご覧の見やすさ。エンタメ機能も充実しており、YouTubeやPrime Video、TverやU-NEXTなど、7つのネット動画配信サービスを楽しめるようになっているのも、ほかのナビにはない特徴となっている。