この記事をまとめると
■愛車を自ら手洗いするクルマ好きも多い
■洗い方を間違えるとクルマを綺麗にするどころか痛める場合もある
■頻繁に洗車をするのもクルマを痛める原因になる
ただ汚れを落とすだけだとボディ表面を傷つける恐れあり!
日がな一日、すみずみまで自慢の愛車を洗車し終わったときの満足感は何度味わっても堪えられないものがあります。しかし、一見するとピカピカに磨きあげられた愛車も、じつは塗装面にダメージを与えている可能性があります。
そこで、「じつは愛車の塗装を傷つけている洗車方法」を7つにまとめてみました。もしかしたらひとつくらい、読者の皆さんにも当てはまるものがあるかもしれません。
事前に水をかけずにいきなり濡れた雑巾やウエスで洗車する
屋外・屋内を問わず、駐車されていたボディの表面には埃や花粉などのさまざまな不純物が付着しています。ボディが乾いている状態のところにいきなり濡らしたウエスや雑巾などでボディを拭き上げたら、それだけで塗装の表面にヤスリがけをしているようなものです。
雨上がり直後など、多少なりともボディが濡れている状態であればまだいいものの、スポンジ&カーシャンプーなどでボディの汚れを落とす前に、十分に水をかけることで表面の汚れを落とし、少しでも抵抗を減らすように心掛けてみてください。
ひとつのスポンジで1台分の洗車を行う
ボンネットからドア、下まわり、さらにはホイールまで……。ひとつのスポンジでボディのあらゆる汚れを落としていませんか? これも塗装面に傷を付ける要因になりかねません。ちなみに筆者は、もっとも磨き傷が目立つボンネット、屋根&トランク、左右ドアまわり(上半分)、左右ドアまわり(下半分)&前後バンパー、ホイールと、5つのスポンジを使いわけています(やりすぎですかね?)。
ボンネット〜ホイールに移動するにつれて、使い込んだスポンジといった具合に分類しています。スポンジ自体も数百円なので、「汚れてきたなぁ」と感じたらできるだけ新しいものに買い替えるようにしています。
風の強い日に洗車
この原稿をまとめている日も強い風が吹いています。なので、外は大量の土埃とともに落ち葉が舞っています。あとで見に行ってみようと思いますが、青空駐車の愛車のボディは埃だらけになっていることでしょう。
そうなのです。風の強い日に洗車をしても逆効果です。とはいえ、洗車をすれば汚れが落ち、一時的にはクルマがきれいになったように映るでしょう。しかし、実際には洗車をしている最中にも土埃が次々と付着しますし、拭き上げの際にも水分と一緒に埃を拭き取っているようなものです。つまり「百害あって一利なし」な行為なのです。
カンカン照りの日に洗車
夏場など、「天気がいいから洗車するか!」と、Tシャツ&短パン&ビーサンで洗車したまではいいものの……。ボディに付着している水分を早く拭き取らないと、あっという間に乾いてウォータースポットとなってしまいます。ウォータースポットができてしまうと、素人では簡単に除去できない状態になってしまいます。
洗車はできるだけ曇りの日に。あるいは夜間のコイン洗車場などを有効活用して、カンカン照りの状態での洗車は避けるようにしてください。なお、夜間に洗車する場合、意外と物音を立てるので周囲への配慮を忘れずに……。