この記事をまとめると
■道路標識の支柱には「標識管理番号」というシールが貼られている
■人間の目線の高さ近辺に貼られていることが多い
■標識の修繕や緊急時に自分の居場所を正確に伝えるために使うことができる
標識にはそれぞれ番号が振ってある!?
散歩をしているときや信号待ちなどで、ふと道路標識の支柱に目を向けると「標識管理番号」という謎の番号が書かれているシールが貼られているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
じつはこの「標識管理番号」は、標識の修繕を依頼するときだけでなく、緊急通報するときにも役立つ番号なのです。今回は、道路標識の支柱に貼られている「標識管理番号」について解説します。
道路標識の支柱に貼られている謎の番号は「標識管理番号」
道路標識の支柱に貼り付けられている謎の番号は「標識管理番号」です。この標識管理番号は、「止まれ」の一時停止や「歩行者横断禁止」など、道路標識の支柱に貼り付けられています。
標識管理番号のシールは、地面からおおむね130〜150cmの高さに貼り付けられています。ちょうど目線の高さ近辺に標識管理番号のシールが貼り付けられているため、道路標識の支柱に目を向けたときに視界に入るのです。この標識管理番号は、以下のようなときに役立ちます。
・標識の修繕などを依頼するとき
・緊急時に自分の居場所を伝えるとき
標識管理番号は標識の修繕を依頼するときに役立つ
標識管理番号は、標識の修繕を依頼するときに役立ちます。
例えば、標識が曲がっていたり、標識が見えにくくなっていたりするときは、各都道府県警察に修繕の依頼などをしますが、この依頼をするときに役立つのが標識管理番号です。
道路標識は、同じ住所内に複数あり、どの標識が修繕対象なのかわからなくなることがあります。このようなときに役立つのが、それぞれの標識に割り当てられている標識管理番号です。もし、自宅付近やよく使う道路の標識が見えにくくなっていたり、曲がっていたりするときは、標識管理番号を確認して、然るべき場所に修繕依頼をしましょう。
ただし、交通事故による破損や標識の倒壊など、緊急性が高い場合は110番通報してください。
緊急時に自分の位置情報を伝えるときにも役立つ標識管理番号
標識管理番号は、標識の修繕だけでなく、緊急時に位置情報を伝える際にも役立つことをご存知でしょうか。
たとえば、目印となる建物・目標物がない場所や入り組んだ場所で事故や事件が発生したときは、その場所を正確に伝えるのが難しくなります。このようなときに、標識管理番号を伝えると、場所を特定できます。
もしものときに場所を伝える方法を覚えておこう
標識管理番号は、標識の修繕を依頼する際に利用できるだけでなく、事件や事故などが発生した場所を正確に伝えるときにも役立つ番号です。
ただし、どの標識にも必ず標識管理番号が貼り付けられているわけではありません。また、番号の表示方法も都道府県によって異なるため、詳細は、各都道府県警察のホームページや標識などで確認してください。
場所の情報を伝えるそのほかの方法として、電柱や自動販売機に記載されている住所を伝えるという方法があります。緊急時に住所を伝えなければならないときは、標識管理番号・電柱・自動販売機などを利用することで正確に位置情報を伝えられるということを覚えておきましょう。