よく見りゃヒット要素満載! 100m先からでも「フロンクスとわかる」外観をデザインのプロが徹底分析!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

スズキの新型SUV・フロンクスの受注が好調

■充実装備と抑えた価格によるお買い得感だけでなくデザインも人気の要因だ

■堂々とした存在感と個性あふれるスタイリングがポイントだ

ユニークかつ迫力あるデザインが好評!

 10月16日の発売時点で、先行予約が9000台に達したというスズキの新型フロンクス。流行のコンパクトSUVとして「お買い得感」も満載のようですが、好評の理由は堂々としたスタイリングにもあるようです。そこで、ここでは特徴的なエクステリアデザインについて注目ポイントをチェックしてみたいと思います。

●サイズを感じさせない堂々としたスタイリング

 フロンクスは、日本では発売されなかった2代目バレーノの後継にあたりますが、「扱いやすいクーペスタイルSUV」という商品コンセプトが示しているとおり、コンパクト+SUV+クーペという売れ筋ド真んなかの要素を加味しての登場となりました。

 また、もうひとつの特徴は、サイズ以上に堂々とした佇まいです。全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmのボディは、トヨタのヤリクロスよりひとまわり小さく、全幅を除けばダイハツのロッキーとほぼ同等(高さは70mmも低い!)という意外さ。では、サイズ以上に感じる理由は一体どこにあるのでしょう?

 まず、バレーノと比べて随分と大きくなったグリルをもつフロントがあります。フロンクスは、インドの「NEXAチャンネル」で発売されるため、ここで扱われるグランド・ビターラやXL6などと統一感のあるスタイリングが図られており、6角形の大型グリルもその一環。太いメッキパーツも含めた「立派さ」を演出しています。

 さらに、上下2段構造のランプもまた迫力を感じさせる要素。三菱車のダイナミック・シールドが好例ですが、これは最近のトレンドでもあります。フロンクスの製品資料には「ユニーク」という言葉が頻出しますが、コンパクトSUVの後発組として、ひとクセある存在感を狙ったモノといえるでしょう。


すぎもと たかよし SUGIMOTO TAKAYOSHI

サラリーマン自動車ライター

愛車
いすゞFFジェミニ4ドア・イルムシャー(1986年式)
趣味
オヤジバンド(ドラムやってます)/音楽鑑賞(ジャズ・フュージョンなど) /カフェ巡り/ドライブ
好きな有名人
筒井康隆 /三谷幸喜/永六輔/渡辺貞夫/矢野顕子/上原ひろみ

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