クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった

この記事をまとめると

■最近はファブリックシート用の撥水・防汚効果のあるコーティング剤が販売されている

■水分よりも油汚れはシミになりやすくニオイも残るので対策しておいたほうが安心だ

■3カ月に1度ぐらいコーティングし直す必要があるがコスパは十分高い

普通のファブリックシートもいまでは撥水加工可能!

 ほとんどのクルマに採用されているファブリック(布製)シート。布製なので肌触りがよく、通気性もあり、汗も適度に吸って滑りにくく、冬でも冷たくないなどのメリットがあるが、布製であるがゆえに、一度シミが付くと除去しにくいという難点が……。

 そこで最近増えているのが、ファブリックシートのコーティング。ファブリックシートの表面に特殊フッ素系ポリマーなどをコーティングすることで、水をはじき、こぼした食べ物の汚れを付着させないという加工だ。

 すでにディーラーなどで、そうした施工サービスを実施しているところが出てきているが、DIY用の繊維用強力コート剤もいくつか市販されているので、これらを使えば簡単に撥水・防汚効果を得ることができるので便利。

 たとえばソフト99の「ルームピア クロスバリア」(1500円前後)なら、ファブリックシートの表面にスプレーして、専用のスポンジで塗り広げて、乾燥させるだけでOK。

 水やジュース、コーヒーなどをシートにこぼしても、コーティングが弾いて染み込まない。内部に染み込まないので、ウエスなどでサッと拭き取れば、汚れが取れてシミにならない。

 ちなみに液体以上に厄介なのが、ケチャップやマヨネーズやソース、それにポテトチップスやフライドチキンなどの油もの。油が付着するとシミになって取れないし、ニオイのもとにもなるので大問題。そうした油分も、油を弾く撥油性のあるコーティングを施しておけばかなり防げるので安心だ。

 DIYのコーティングでは、さすが効果の持続は年単位とまではいかず、3カ月に一度ぐらいはコーティングし直す必要があるが、その手間を考えてもコスパは十分に高いといえる。

 年末年始のロングドライブ前に、一度試しておいてはどうだろうか。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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