世界的に数字の入った車名だらけ! 数え歌的に車名で1から10まで数えてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■かつて流行した「数え唄」にちなみ車名で数字を数えてみる

■1から10まではわりと豊富で選択に迷うほどある

■11以降になると一桁ずつ数字を刻んでゆくのは難しそうだ

昔なつかし数え唄……のクルマ版を作ってみた

 最近はあまり流行っていないのかもしれないが、筆者の少年時代には「数え唄」をしばしば耳にしたものだ。数え唄とは、文字どおり「数えること」をテーマとした歌唱曲。有名なところ(?)では、アニメ『いなかっぺ大将』のテーマソング(♪ひとっつひっとよ~りちっからもちいいぃい、ふたっつふーるさっとあっとにぃしてええぇぇ)などがある。

 そしていま、いなかっぺ大将の歌とともに吉田拓郎の『あゝ青春』を唄いたくなったのだが、ここWEB CARTOPはあくまでも自動車メディアであるため、「クルマの名前でもって数字を数える」ということにチャレンジしてみることにしよう。

1|ケーニグセグ One:1

 MINI ONEでもよかった気はするが、あれは車名というよりはグレード名であるため、こちらのほうが適切であろう。ケーニグセグ One:1は、スウェーデンのハイパーカーメーカー「ケーニグセグ」が2014年から2015年にかけて7台のみ製造したハイパーカー。

 5リッターV8エンジンの最高出力は1360馬力で、車両重量は1360kg。つまりはパワーウェイトレシオ=1ということで「One:1」という車名を名乗ることになった1台だ。

2|シトロエン 2CV

 こちらはとくにご説明は不要だろう。1935年頃、手押し車や牛車に頼っているフランス農民の姿を見た当時のシトロエンの社長が「農民の交通手段に供しうる廉価なクルマを作るべし!」と思い立ったことで生まれた傑作小型車だ。

 たとえば日本仕様の2CVが搭載した空冷水平対向2気筒OHVエンジンは、最高出力29馬力でしかなかったが、押して引いて変速させる4速MTを駆使すれば、想像以上に軽快に走らせることが可能だ。

3|BMW 3.0CS

 ここは「MAZDA3」でもいいような気がしたが、やはり往年の名車に敬意を表する意味で、BMWの3.0CSにしたい。BMWが1971年に投入した2ドアクーペで、搭載エンジンは最高出力180馬力の3リッター直6。

 筆者は残念ながら運転した経験はないが、オーナーさんに取材したところによれば「すっごく楽しい!」らしい。後にエンジンをインジェクション化し、車名を「3.0CSi」に改めている。

4|ルノー 4(キャトル)

 アルファロメオ 4Cでもいいのだが、個人的な好みにもとづいてルノー 4(キャトル)を挙げたい。ルノーが1961年から1994年まで製造販売した小型車で、「2」のところで登場したシトロエン 2CVを徹底的に研究したうえで設計された。

 といっても、その運転感覚は(2CVと比べれば)格段に現代的で、こちらも「押して引いて」のMTにさえ慣れれば、割と普通に運転できる。テレビドラマ『ビーチボーイズ』のなかで反町隆史が乗っていたことで、当時は中古車が一部で大人気となった。

5|ルノー 5(サンク)

「ルノーつながり」というわけではないが、ここは5(サンク)しかあるまい。初代は1972~1985年、「シュペールサンク」と呼ばれる2代目は1984年から1986年まで販売された、ルノーの小型FFハッチバック。

 搭載エンジンはいずれも小排気量だが、とにかくよく走る気もちのいいハッチバックだった(※筆者はシュペールサンクのバカラというグレードに乗っていました)。ちなみに「ルノー 5 ファイブ」という、駄洒落のようなグレードも存在した。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

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絵画制作
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