この記事をまとめると
■鳥フンの被害はなかなか避けることができない
■クルマに水とウエスを積んでおくと出先でも簡単に鳥フンを落とすことができる
■ガラスに付着した際はワイパーの使用は厳禁だ
鳥フンの正しい落とし方
洗車をしたばかりで、ボディはキレイなのに……あれれ、ボンネットやルーフに鳥のフンがへばりついている。小さいかも知れないが、フン汚れだけにみっともない……。そんなとき、どうするか?
まず覚えておいてほしいのは、鳥のフンにはアリルカ性や酸性のものがあり、放置すると固まるだけでなく、塗装やゴムパーツを痛め、最悪、シミになってしまうということだ。ボディに鳥のフンを発見したら、速やかに除去してほしい。
その方法だが、フンが付いて間もないタイミングであれば、ティッシュを濡らしてフンに水分を含ませ、柔らかくしてからもう1枚の濡らしたティッシュで拭き取ればいい。多くの人は出先でもティッシュは携帯しているだろうし、車内にもティッシュボックスを常備しているかも知れない。ティッシュを濡らす水は手もとになければ、自販機などでミネラルウォーターを買えばいい。
しかし、筆者はそんなケースを想定し、車内にソフトタイプのティッシュボックスはもちろん、水の入ったスプレーを用意している(ガレージの倉庫にも)。水スプレーのいいところは、シューと吹きかける水流の勢いで、鳥のフンをこすらず吹き飛ばしてくれる「さわらないで除去できる」効果が期待できるからである。
もし、鳥のフンがすでに固まっていたとしても、スプレーの水をしつこく吹きかけることでフンが柔らかくなり、落としやすくなるわけだ。それでもガンコに付着した、ガチガチに固まったフンの場合は、ティッシュをかぶせ、そこに水、30-40度のお湯、またはスプレーボトルに用意した、希釈したカーシャンプーをかけるパック方式を試してみるといい。ガンコに固まった鳥のフンも、それで柔らかくなるはずだ。
と、ここまですでに何度か「ティッシュで拭き取る」と書いたが、パリっとしたペーパータオルは使わないほうがいい。乾いたまま使うと、ボディ、塗装面にダメージを与える可能性があるからだ。
鳥のフンや虫の死骸除去専用のクリーナーが市販されているが、発見してすぐに上記の除去作業を行えば、多くはそれを使うまでもないのである。