トラックとサーキット……が意外にピッタリ!
10月27日(日)、富士スピードウェイにてAMR×JTS2024実行委員会が主催するイベント「POWER & TORQUE」が開催された。このページでは今回で2回目を迎えた日本最大級のトラックの祭典「ジャパントラックショー in Fujispeedway 2024」をリポートしよう。
ジャパントラックショーは、2016年よりパシフィコ横浜で隔年開催しているトラック関連の総合展示会。昨年から富士スピードウェイにもステージを設け、車輌やパーツを「観る」だけでなく「走る」「楽しむ」要素も加えた、よりアクティブなイベントとして、トラックドライバーはもとより同行するファミリーにも好評を博している。
当日は朝から曇り空だったものの過ごしやすい天気で、メイン会場のAパドックには三菱ふそうやいすゞなどのトラックメーカーのほか、セノプロやヨシノ自動車(Fast Elefant)などの架装メーカー、トーヨータイヤや横浜ゴムなどのタイヤメーカーやパーツメーカーといったトラック関連企業がブースを出展。出展企業は昨年の37社から46社へ激増。来場者たちもさらに増え、熱い賑わいを見せていた。
出店エリアでまず目に入ったのが三菱ふそうのブース。昨年のジャパンモビリティショーで発表、今年の夏からデリバリーされた新型スーパーグレートとEVトラック・eキャンターのセフティローダーを展示。多くのギャラリーの注目を集めていた。
また、架装メーカーの展示では、大型車用の積載車やレッカー車など、陸送やレスキューに関係する車輌が多く見受けられた。
イベントの注目はやはり富士スピードウェイをトラックが駆けるサーキットアトラクション。午前・午後の2回行なわれたパレードランではそれぞれ40台以上のトラックが陸上自衛隊の偵察バイクの先導で本コースを走行。レーシングカーではなく巨大なトラックがサーキットを埋め尽くして駆け抜けるその光景はまさに大迫力。そのトラックを駆るドライバーたちもその非日常なシーンに興奮していたことだろう。
新型トラックの走行会も行なわれた。スーパーグレートのウイング車とトラクタが本コースを駆け、さらにショートサーキットでは日本トレクスによるダブル連結トラックの体験試乗会も開催。2024年問題の解決手段としても注目されている全長25mの車輌を体感できることもあり、多くのドライバーやギャラリーがメイン会場から離れたコースに集まっていた。
また、ハシゴ車の搭乗体験や大型トラックの同乗体験、トラックと綱引きなどキッズ向けのアトラクションも多く用意されお子様たちも大喜び。未来のトラッカーの英才教育(?)にひと役買っていた。
トラックショーの参加者だけでなく、R’sミーティングや箱車の祭典などオートメッセリアルの来場者たちも展示されたトラックやパレードランに注目。それぞれの「クルマ好き」のマインドが絶妙に融合し、昨年に引き続き大盛り上がりのイベントになっていた。恒例のパシフィコ横浜のトラックショーは再来年2026年の5月14日(木)~16日(土)に開催が決定。そちらもさらに盛況になること間違いなしだ。