どう乗ればいい? 事故ったら? 新車を買う前には絶対やるべき「試乗」最新事情 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新車購入前には試乗することがオススメだ

■試乗車で交通事故を起こした場合は免責の5万円分はドライバーが負担する

■最近ではレンタカーを使った試乗車も増えてきた

試乗中の事故はドライバー側にも一定額の負担がある

 クルマを購入するときには、必ず試乗したい。当たり前の話だが、クルマの機能は運転したり使ってみないとわからないからだ。

 一般的な試乗では、ディーラーの試乗車を使う。販売会社のホームページを見ると、どの販売店にどのような試乗車があるのか記載されている。購入を希望する車種とグレードがある販売店を選んで試乗を申し込む。ホームページで試乗車を予約できる販売会社も増えてきた。

 気になるのは、試乗中に交通事故が発生したときの対応だろう。複数の販売店に尋ねると、以下のような返答が聞かれた。

「試乗車は保険に加入している。対人と対物は無制限で、人身傷害補償、車両保険にも入っている」

 これらのうち、車両保険は免責5万円の加入が多く、免責金額はドライバーが負担する。交通事故を発生させた場合、車両に生じた損害のうち、5万円まではドライバーが支払うわけだ。

 また、販売会社によって「保険の手続きなどのために予め運転免許証のコピーを取らせていただく」、「試乗車の運転は、初心者はお断わりしている。運転免許歴が1年以上のお客さまになる」、「一部のスポーツモデルでは、試乗車の運転を35歳以上のお客さまに限っている」といった話も聞かれた。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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