「新車を買う!」の高揚感で気がつけば要らないものまでテンコ盛り! 無駄な出費を抑える失敗しないオプション選びとは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新車のオプションはセット販売されることが増えた

■ディーラーオプションはあと付け可能なことが多いので焦って決める必要はない

■一部を除いてオプションの有無で売却価格に差が出る装備類はそれほど多くない

最近のオプションはセット販売が主流

 新車商談を進めていて見積書を作ってもらう際にセールスマンが、「オプションはどうしますか?」と聞いてくるのがお約束。そしていまでも多くの車種ではカーナビやドラレコ、ETCなどメカニカルなものを選択したあと、今度は「アクセサリーはどうしますか」といった話になる。筆者は「マットやサイドバイザーなど必要最低限のものがあればいいです」とたいてい返答するのだが、そんなとき、いまどきは「ベーシックセット」などと呼ばれるセット用品を勧められることが多い。

 細かくその内容を紹介してくれるセールスマンもいるが、「これを選べば全部ついてきますよ」などと紹介されて選択すると、フロアマットやサイドバイザーのほかに盗難防止ホイールナットやナンバーフレームなど、筆者にとってはいらないアクセサリーが多いことにあとになって気が付くこともある。

 いまでもバラバラに選ぶことができるのだが、セットが用意されるのが現在の主流となっているのである。

 もちろん、セールスマンはこちらの指示に基づいて計上しているので、たとえセットであろうが問題はない。買う側は「新車を買う」という高揚感もあり、どんぶり勘定になりがちになってしまうことも多いのである。筆者も仕事のときは「あとで削ればいい」としてオプションは盛り気味にすることにしているのだが、これも本契約へ向けたシビアな商談になった際に用品を削っていくと、自ずと支払額が減っていくので、実際以上に値引きに成功しているという勘違いに陥りやすいので注意が必要だろう。

 サイドバイザーは「つける」、「つけない」がわかれる装備でもあるが、フロアマットは新車を買う人ならば、「純正を」ということで多くが選ぶことになるだろう。ちなみに、アメリカではいまや新車に標準装備されるのが当たり前となっている。アメリカ在住の事情通からは「日本はいまでもオプションなのですね」と言われたことがある。日本でもレスオプションを設定して標準装備にしてもいいように思っている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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