ニュル最速の技術でポルシェをさらにアップグレード! メーカー謹製「マンタイ」パフォーマンスキットが登場

この記事をまとめると

■マンタイ・レーシングチームの知見を注ぎ込んだポルシェ用パフォーマンスキットが発売された

■718ケイマン GT4、718ケイマン GT4RS、911 GT3、911 GT3 Touringの4モデルに設定

■マンタイパフォーマンスキットはいくつかのポルシェセンターで受注を受け付け

耐久レースで活躍する「マンタイレーシングチーム」とのコラボ

 いわずと知れたスポーツカーメーカーの金字塔、ポルシェ。ラインアップされる車種はどれも高い走行性能を誇るが、そんなポルシェのなかでもレーシーな位置付けとなるGTモデル4車種を対象に、さらにアップグレードを施すキットが発表された。

 その名は「ポルシェマンタイパフォーマンスキット」。マンタイという名を耳にしたことがある方は少なくないのではないだろうか。「マンタイレーシングチーム」は、過去四半世紀にわたってニュルブルクリンクの耐久レースにて通算54勝を挙げ、また2024シーズンのFIA世界耐久選手権ではLMGT3クラスのドライバーおよびチームの両タイトルを最終戦を待たずして獲得するなど、モータースポーツの分野でポルシェとともに多くの耐久レースでタイトルを獲得し偉業を成し遂げてきたレーシングチームだ。

 今回ローンチされたのは、そんなマンタイレーシングチームがレースで蓄積してきた専門的な知識と技術を採りいれることで、市販モデルのさらなるパフォーマンスアップを図るキットとなる。

 マンタイパフォーマンスキットの対象となるのは、718ケイマン GT4、718ケイマン GT4RS、911 GT3(タイプ992前期)、911 GT3 Touring(タイプ992前期)のGTシリーズ計4車種。

 キット内容は車種によって異なるが、まずフロントには大型のスポイラーリップとサイドフラップを装備し、フロントアクスルのダウンフォースを増加させている。

 リヤウイングはよりワイドになり、ティアオフエッジ(ガーニー)を採用。マンタイのロゴが輝くエンドプレートも大きくなり、ウイングの迎角も大きくなっている。

 加えて、延長されたリヤディフューザーのフィン、リヤホイールのエアロディスクも空力を稼いでいる。さらに、オプションで軽量ホイールセットやレーシングブレーキパッド、牽引ループのトーフックなども揃えるというから本格的だ。

 また、特筆すべきは、このキットを装着しても公道での登録や保証にはまったく問題がないという点。

 ポルシェが発売しディーラーで販売・取り付けを行うのだから当然といえば当然だが、チューニングパーツを取り付けるとディーラーに入庫できなくなる……というのはよくあるパターンなのでありがたいところだ。

 マンタイパフォーマンスキットは、マンタイの認定したいくつかのポルシェセンターで受注を受け付けるという。対象車種に乗っており、さらなるパフォーマンスを求めるという稀有なユーザーの方は注目だ。


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