日本のパーツメーカーが! ドリキン土屋圭市がインドネシアに上陸!! 熱気渦巻くカスタムカーショーの模様をリポート (1/2ページ)

この記事をまとめると

■「インドネシア モディフィケーション&ライフスタイル エキスポ(IMX)2024」が開催された

■インドネシア国内外のアフターパーツメーカーとカスタマイズカーが集結

■IMXに出店していた日本のパーツメーカーと関係者にインドネシアへの思いを聞いた

インドネシアのカスタマイズカーフリークたちの秋の風物詩

 10月4日から6日の3日間に渡り、インドネシアの国際展示場・インドネシアコンベンションエキシビションにて、アフターパーツ系の自動車ショー「インドネシア モディフィケーション&ライフスタイル エキスポ(IMX)2024」が開催された。

 インドネシアのアフターパーツ・マーケット協会(NMAA)が主催する同イベントは、今回で7回目。より規模を拡大するべく会場が変更されるなど、インドネシアでのカスタマイズカーの人気の高まりが映し出される形となった。

 その会場にはインドネシア国内外のアフターパーツメーカーのほか、NMAAが国内各地で開催するイベントから選ばれたカスタマイズカーも集結。人気投票により最優秀グランプリが選ばれ、各メーカーから賞も送られるなど、車両コンテストはメイン企画となっている。

インドネシアの自動車およびアフターマーケットをより高いレベルに引き上げるためパートナーシップを締結

 世界で4番目に多い人口、2億7550万人が暮らすインドネシアは、平均年齢が約29歳と非常に若く自家用車の保有率もますます増加する一方だ。

 トヨタ、ダイハツ、三菱などのクルマが人気だが、その一方で「自動車部品の国産化を推進する政策」が打ち出されていることもあり、完成車や関連パーツの輸入のハードルが高いのも事実。

 そういった背景を受けて、オープニングセレモニーでは、NMAA代表アンドレ・ムヤルディ氏と日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)副会長である田中知加氏が登壇。「インドネシア国内のアフターパーツ市場発展のための協力」を要請する書面をインドネシア工業省のアグス・グミワン大臣に提出する機会が設けられた。

NAPAC・田中副会長

「ドレスアップやドリフトなど日本独自のクルマ文化を受け入れながら、さらに発展させてくれているので、インドネシアのマーケットには大きな期待を寄せています。互いに国境を越えてクルマを楽しみ、盛り上げていくための友好な関係を築きたいですね。そのためにも今後、スムースなやり取りができる仕組みを作っていきたいと考えています」。

  

海を超えてその名を轟かせるジャパンブランド

 今回のIMX2024には、リバティウォークやドリキン土屋圭市さんなど、日本からも多くのメーカーやショップ、自動車関係者が出展。

リバティウォーク

リバティウォークに関してはR34GT-Rとフェアレディの人気もさることながら、R34GT-RのミニカーやオリジナルTシャツといったグッズに連日長蛇の列ができるなど、2023年の出展をさらに上まわる盛り上がりを見せていた。

ずらりと並べられたR34 GT-Rのミニカー。

アンベールされたフェアレディZにも人だかりができていた。

ドリキンブース

ドリキンこと土屋圭市氏は、なんとAE86のマメ号を日本から輸送し、インドネシアで初お披露目。アンベール後のトークショーでは、車両製作などにかける気もちなどを口にし、来場者も聞き入っていた。また、ブースではオリジナルTシャツの販売やサイン会なども実施。最終日には屋外のコースで、名人芸のドリフトを披露していた。

VERTEX

日本でもおなじみVERTEXではインドネシアの人気キャラクター「DUDU」とコラボした限定ステアリングと限定ミニカーをVERTEXブースにて販売。さらに別場所に設けられたDUDU×VERTEX合同ブースでは、同社エアロキットを装着したS14シルビアをDUDUカラーにフルラッピングして展示。DUDUデザイナーと同社上野氏のサイン会も催された。VERTEXブースでは200万人以上のフォロワーを誇るYoutuberガレージドリフトとコラボした50本限定のコラボステアリングも販売。

VERTEX上野浩雅氏

「JDMカスタムはどこの国でも高い人気ですね。インドネシアはクルマ好きが多くて、これからさらに伸びる市場だと思いますので来年のIMXにもぜひ出展したいと考えています」。

インドネシアの人気キャラクター「DUDU」とコラボした限定ステアリングとミニカーも大人気。

ガレージドリフトとのコラボステアリングはシリアルナンバー入りだ。

KUHLレーシング

今回、ブースを出展していたKUHLレーシング・片岡代表はトークショーにも登壇。フォロワー数146万人という人気Youtuber、Om Mobiマスクマンたちと「コミュニティをサポートする自動車産業」というテーマについて語り合った。

スプーン

インドネシアで絶大な人気を誇るスプーンもブースを出展。ファウンダーの市嶋氏も来場し、ファンサービスを行なっていた。

NAPAC & OAM

IMXと大阪オートメッセ(OAM)は長きに渡って協力体制を結んでいることから、互いのイベントにブースを出展し合っている。

今回、OAMは6×9mのスペースにNAPACと合同でブースを出展。OAM2024のビジュアルやタナベ/SSR、クスコ製品をディスプレイし、大いにPR展開を行った。

ブースにはインドネシアや日本に関わらずさまざまなゲストが足を運んでくれた。

右から、NMAA代表アンドレ氏、NAPAC副会長_田中氏、インドネシア工業省大臣アグス・グミワン氏、二輪車協会会長バンバン・ソエサトヨ氏、プテゥ・ジュリ・アルディカ氏、交通タイムス社宮木代表
クスコ・長瀬 努代表
NAPAC事務局・長妻 良氏&Om Mobi・マスクマン
NMAA・アンドレ氏、土屋圭市氏

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