この記事をまとめると
■車検が切れた状態で公道を走行すると一発免停となる
■車検切れは一発免停だけでなく6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金も科される
■無保険運行も一発免停の対象となるので注意が必要
無車検運行は「バレなければ問題ない」じゃすまない
定期的に受けなければならない車検。有効期間が満了する日(満了日)が近づいてもクルマに異常が見られないことから、車検切れになっても大丈夫だろうと思ってしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、車検切れのまま公道を走行すると一発免停となり、重い罰則が科されてしまいます。この記事では、無車検運行の罰則、なぜ無車検運行がダメなのか解説します。
走れるからといういい訳は通用しない!
無車検のクルマで公道を走行した場合、非常に重い罰則が科されます。
具体的には、違反点数6点、一発免許停止処分(免停期間30日/前歴0回の場合)となるだけでなく、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
車検を通していないクルマで公道を走行すると、これほど重い罰則が科されるため、絶対に無車検のクルマで公道を走行してはいけません。「走れるから大丈夫」や「バレなければ問題ない」と思わないようにしましょう。
なお、これらの罰則は無車検のクルマで公道を走行した場合に適用されます。車検切れのクルマをガレージに保管しておく場合は罰則の対象となりません。
無車検の罰則が厳しい理由
無車検のクルマで公道を走行することに対する罰則が厳しい理由は、ほかの交通に危険を及ぼす可能性があるためです。
なかには、定期的な点検やメンテナンスをしているから問題ないと思う方もいるかもしれませんが、車検を受けていないということは、保安基準を満たしているかどうかがわからないということになります。
保安基準を満たしていなかったために、重大事故を起こしてしまった場合、取り返しのつかないことになる可能性もあるでしょう。
重大事故を起こさないようにするためにも、車検切れのクルマで公道を走行することがないようにしましょう。
車検が切れたクルマでは絶対に公道を走行しない
無車検のクルマで公道を走ると、厳しい罰則が科されるだけでなく、ほかの交通を巻き込む重大事故に発展する可能性があるため、絶対に無車検のクルマで公道を走行してはいけません。
また、車検切れのクルマの多くは、同時に自賠責保険も切れている可能性が高いです。無車検運行と無保険運行は、どちらも一発免停処分の対象です。そのため、絶対に無車検・無保険で公道を走行しないようにしてください。
もし、車検が切れていることに気づいた場合は、レッカーや積載車などでクルマを移動して車検を受けてください。手間と時間とお金を惜しんで無車検の状態で公道を走行してしまうと、厳しい罰則が科されてしまいます。
たった一度の無車検運行や無保険運行で罰則を科されないようにするためにも、車検有効期間満了日が近づいてきたら、あらかじめ車検の予定を入れておきましょう。