この記事をまとめると ■メルセデス・ベンツ Vクラス がモデルライフ2度目のビッグマイナーチェンジを実施
■最新のデザインテーマを用いた先進的な内外装を採用
■快適性・利便性・走行性能すべてをアップグレード
輸入車では唯一の高級ミニバンがさらなる進化 ミニバンにカテゴライズできる輸入車はいくつか存在するが、高級ミニバンを名乗ることができるのはメルセデス・ベンツ Vクラス以外ないだろう。そんな同モデルが今回大幅な進化を果たした。
あまり知られていないかもしれないが、Vクラスの歴史はかなり長い。初代モデルは1996年に登場しており、日本市場にも1998年から輸入されていた。もともとメルセデス・ベンツの商用車であるヴィトーの乗用版という出自で、じつはこの構成は3代目となる現行モデルでも変わっていない。しかし、代を経るごとに商用車らしい無骨さは影を潜めるとともに着実にニーズに合った進化を続け、現在では高級ミニバンを代表する1台となっている。
今回のマイナーチェンジは、2015年に現行モデルが登場してから最大のもの。内外装に最新のメルセデス・ベンツ車に共通する意匠を取り入れたほか、機能装備面も大幅に向上した。
さらに高級感を増した新型メルセデス・ベンツ Vクラス 画像はこちら
エクステリアでまず目を引くのが、ボンネットに堂々と屹立するスリーポインテッドスターのマスコットだ。Vクラスでは初採用となるボンネットマスコットを備えたフロントエンドは、V 220 d EXCLUSIVE long Platinum SuiteとV 220 d EXCLUSIVE extra-long Black Suiteの上級2グレード専用のデザインとなる。
昨今こそ、グリルに巨大なスリーポインテッドスターが鎮座するいわゆる「アバンギャルド顔」がクラスを問わず主流になりつつあるが、やはりメルセデス・ベンツの高級車といえば、ボンネットマスコットという声も根強い。
それ以外のグレードでは、より先進的なイメージを与える無数に散りばめられたスターパターングリルを採用したフロントエンドとなる。それぞれ異なった魅力的な印象をもたらすもので、甲乙付けるのが難しいところだ。また、マルチビームLEDを採用した新デザインのヘッドライトは全グレードに標準装備される。
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リヤエンドでは、フルLEDのリヤコンビネーションランプがブラックインサートの入ったデザインへ変更されており、クリアとなったライトカバーも相まってリヤビューを引き締めている。リヤガラス下部に「Mercedes-Benz」のレタリングが新たに入ったのも見逃せないポイントだ。
そのほか、カラーバリエーションには5種類の新色が追加され、アルミホイールも全グレードでデザインが一新されている。
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インテリアも、新たに64色となった華やかなアンビエントライトなど、最新のメルセデス・ベンツらしい意匠が与えられて生まれ変わっている。
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シートなどのトリムデザインも一新されており、グレードによっては「エクスクルーシブシート」も用意される。電動リクライニングはもちろん、リラクゼーション機能やシートヒーター/ベンチレーター、折りたたみ式テーブルなども装備され、まさにショーファードリブンといった雰囲気だ。
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シートアレンジが多彩な点も大きな魅力だ。後席を2座のみとしてリヤシートの圧倒的な居住性を実現することもでき、2列目と3列目をすべて取り外して巨大なラゲッジスペースを作り出すこともできる。
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柔軟なシートアレンジを可能にしながら、安全面も抜かりないのがメルセデス流。リヤの3点式シートベルトはすべてシート内に内蔵され、ウインドウエアバッグやセンターエアバッグも全車標準で備える。