この記事をまとめると
■ヒョンデがアイオニック5 Nを日本でも発売した
■ヒョンデ・アイオニック5 Nは最高出力650馬力を誇るハイパフォーマンスEV
■レギュラーモデルとして展開されるアイオニック5 Nの価格は858万円
ヒョンデの「N」モデルが日本初登場
間違いなくヒョンデは、いまもっともモータースポーツに積極的なブランドのひとつだ。WRCにTCRシリーズにニュルブルクリンク24時間レースなど、さまざまな舞台でヒョンデは活躍している。そして、モータースポーツで活躍しているヒョンデのマシンに掲げられているアルファベットが「N」だ。
この「N」とは、ヒョンデのパイパフォーマンスブランドとして2015年に立ち上げられたサブブランドで、ドライビングの愉しさを追求し、ユニークな発想とチャレンジ精神を糧に進化を続けてきた。そしてこの度、日本でも「N」のアルファベットが与えられたクルマが発売されることになった。「アイオニック5 N」だ。
2024年6月5日、神奈川県横浜市のHyundai Customer Experience Center 横浜にて、ヒョンデ・アイオニック5 Nの日本発売発表会が開催された。アイオニック5 Nに関しては、その発売前から展示や試乗会が行われており、「まだ発売されてなかったのか」というのが正直な感想だが、それだけプロモーションが効果的に行われていたともいえるかもしれない。
そんなアイオニック5 Nは、ヒョンデがこれまでのモータースポーツ活動で得たノウハウと技術を注ぎ込んだSUVで、84kWhの大容量バッテリーを搭載し最高で650馬力を発するハイパフォーマンスEVだ。「コーナリング性能」「サーキットを本気で走れる能力」「日常もドライビングを愉しむ」の3つを柱に開発されており、ドライビング性能に関しては群を抜いている。
発表会では、ヒョンデ・モビリティ・ジャパンの趙社長も登壇し、「本当の意味でのハイパフォーマンスEVとは何なのか、アイオニック 5 Nはその答えのひとつだ」と語った。なお、趙社長は、2024年秋ごろに「Nパフォーマンスパーツ」を導入することも明かした。
なおヒョンデは、アイオニック5 Nの発売を機に、Hyundai Customer Experience Center 横浜に「N Space」を展開。車両の展示に加え、「N」のモータースポーツ関連の取り組みを紹介するとともに、Nパフォーマンスパーツの展示など、Nブランドの世界観を感じられる場所となっている。
ヒョンデ・アイオニック5 Nは、レギュラー商品ラインアップとして継続販売される。価格は858万円だ。