この記事をまとめると
■中古車は同じモノがふたつとない1点もの
■怪しい中古車屋を見分ける方法を伝授する
■「怪しい」という直感は当たることが多いので不安な点のある中古車屋は避けるべき
大損待ったなし!? 怪しい中古車屋の特徴
「中古車は一期一会」などといわれます。1台として同じコンディションや条件のクルマはありません。そして、中古車販売店についても同様です。同じ看板を背負っている全国規模の店舗でも微妙な違いがあるものです。
大なり小なり、中古車を買う行為は博打的な要素があります。ある程度は経験でカバーできることもありますが、それでも完全とはいえません。ある意味「運試し」であり、審美眼が問われる場面でもあります。
そこで「こんな店で買うべからず! 怪しい中古車屋を見極めるポイント」を、実体験をもとにまとめてみました。
●商品車をしばらく洗車している様子がない
店頭に並ぶ中古車はいわゆる「商品車」です。少しでも魅力的に、購買意欲をかきたてるためにも、日々の洗車は欠かせません。アポなしで来店したとき、たまたま商品車が汚れていたということはあるでしょう。
しかし、あきらかに何日も、あるいはそれ以上の期間放置しているクルマは汚れ方でわかります。つまり、商品車が放置されている状態を意味します。手入れを怠っているような商品車が極上車であるわけがないのです(ごくまれに、倉庫の奥でひっそりとお宝状態になっていることもありますが、これは例外といえます)。
●「このクルマ、程度バッチリですよ!」が常套句
商談中、二言目には「このクルマ、程度バッチリですよ!」といってくるスタッフがいます。「どのあたりがですか?」と尋ねても明確に答えられず話題を逸らしたり、「見たまんまです」と開き直ったり。経験上「程度バッチリですよ!」と連発する中古車販売店に良店なしだと考えます。
中古車である以上、新車より確実にコンディションが劣っています。商品車のすべてのコンディションをスタッフが把握することは不可能だとしても「中古車である」という歴然とした事実を理解していれば、軽々しく「このクルマ、程度バッチリですよ!」とはいわない(いえない)はずです。
●店が汚い(とくにトイレ)
店舗内を清掃している形跡がない。さらにトイレに入ってみると臭いがひどい……などなど。古いのは仕方ありませんが、それでも手入れが行き届いていれば古くてもどこか清潔感があるものです。逆に、あきらかに清掃が行き届いていない店舗というのもすぐにわかります。
店舗が汚れているのに、商品車がきれいなわけがありません。繰り返しますが、古いことと汚れているのは別問題なのです。
●スタッフの身なりや人となり
たとえば、空いた時間に商品車の整備や洗車をして、ついツナギのままで接客……であればいいのですが、人を見た目で判断してはダメなケースもありますが、どうにも服装や言動がチャラい、接客がいい加減……など。客商売として疑問を抱かざるを得ない店舗があることも事実です。
また、こちらの希望よりも、お店の都合や価値観などを押しつけてくる場合も注意が必要です。