この記事をまとめると
■三菱ふそうトラック・バスが製造する小型トラックがキャンターだ
■キャンターは2024年2月に大規模なモデルチェンジを行った
■フルモデルチェンジしたキャンターの注目は14年ぶりにリニューアルしたインテリア
14年ぶりに内装デザインを一新!
配送や荷物の運搬で、街なかを走りまわる小型トラック。数ある働くクルマのなかでも、世間にもっとも親しみを持たれている車種といえよう。なかでも「キャンター」は、三菱ふそうトラック・バスが1963年に発売して以来、何度も改良を重ねて今日に至る、我が国屈指の小型トラックだ。近年はEVタイプもバリエーションに加わり、利用者にとって選択肢が増えている。
そのキャンターが、大規模なモデルチェンジを行なった。その目玉は、14年ぶりにインテリアをリニューアルしたことである。内装を落ち着いた色に統一したことに加えて、ダッシュボードのデザインを流れるようなスタイルにするなど、洗練されたビジュアルに仕上がっている。
なかでも目を引くのはステアリング前方にあるメーターだ。フル液晶パネルを採用し、速度・エンジン回転数・水温・燃料の状態など、走行に必要な情報がひと目で把握できるように視認性を高めている。
また、ダッシュボード中央にセンターディスプレイをオプション設定。ナビゲーションやラジオを、タッチパネルで簡単に操作できるようにしているのだ。こういったディスプレイは、トラックの電子化・AI化・IoT化には不可欠なものである。今後、さらに機能が追加されていくことになるだろう。