この記事をまとめると
■ホンダ・ヴェゼルがマイナーチェンジを敢行
■新グレードとして、アウトドア色の強い「HuNT」パッケージを採用
■一部グレードでは装備面を見直し、グレードが整理された
人気のヴェゼルがより魅力的に!
いまやホンダの大黒柱的な存在といっていい、都市型SUVのヴェゼルがマイナーチェンジを受けた。外観から受ける印象では、変更点は控えめに思えるものの、シャシーや脚まわりの成熟、さらにe:HEVユニットは制御系が大幅に進化していたりと、その内容は充実。また、グレード展開も整理され、新たにより個性的で魅力を高めたふたつのパッケージが設定されている。
モデルラインアップとしては、1.5リッターのガソリンエンジンを搭載するG、そして2モーター式ハイブリッドを搭載するe:HEV Xおよび上級グレードであるe:HEV Zの3種類。これまでの最上位グレードであったPLaYはパッケージ扱いとなり、e:HEV Zに「PLaYパッケージ」として組み合わせることが可能。同様にe:HEV Xには、アウトドアイメージを強めた「HuNTパッケージ」が設定された。
全車に共通する変更点でいうと、外観ではフロントマスクの変更があげられる。ボディ一体型のグリルやフロントバンパー下部の形状が見直され、精悍さとたくましさを感じさせる表情となった。
リヤまわりはコンビネーションランプをオールLED化するとともに、水平基調の2段グラフィックに統一することで、より都会的で洗練された雰囲気を漂わせる。ショルダーラインから上部に関しては変更ないものの、車体前後のデザインが変更されたことによりサイドウインドウの薄さがいっそう強調され、ロー&ワイドで「踏ん張り感」のあるフォルムとなっている。
従来モデルでは全販売台数の約9割を占めたというe:HEVは、IPU(インテリジェントパワーユニット)やPCU(パワーコントロールユニット)の制御を見直すことで、エンジン始動回数の低減やドライバーのスロットル操作に対するレスポンスがアップ。さらなる燃費性能の向上と、e:HEVならではのスムースで力強い走りに磨きがかけられている。