この記事をまとめると
■外国人もびっくりするような装備が日本車にはある
■細かなことにも気が利く日本人の「おもてなし」の精神が生んだ装備を5つ紹介
■今後、どんなおもてなし装備が登場するのかが楽しみだ
日本人らしい細やかな気配りが現れている便利装備の数々
円安の影響もあって、2023年には約2748万人もの人が海外から日本にやってきました。日本人は礼儀正しく、おもてなしの心に溢れていて、美味しい食事や清潔な環境、治安のよさなどが外国人から支持されています。
そんな日本で生まれた日本車には、世界中探してもオンリーワンだといえる、外国人もびっくりのおもてなし装備が存在します。
まずひとつめが、スズキの新型スペーシアに新たに採用された、マルチユースフラップ。後席の座面の先端が前方に最大120mm、30mmづつ4段階で引き出すことができ、角度が最大112度まで3段階に変えられるようになっており、3とおりの使い方ができるというものです。
ひとつは、停車中に限りますが、オットマンとして足を伸ばしてリラックスできる機能。背もたれがリクライニングするので、センターアームレストに腕をのせて、ゆったりとした姿勢でくつろぐことができます。
続いては、走行中に脚部を支えることで安定感をアップしてくれるという、レッグサポート。スズキ調べによると、使用時と未使用時で着座時の体圧分布を測定したところ、使用時のほうが未使用時よりも背中が背もたれに密着し、尻下の体圧がふくらはぎに分散しているという結果が出たとのこと。揺れや振動に対しての負担を減らし、快適に過ごすことができるようになっています。
最後は、座面に荷物を置いた際に、フラップを最大角度に固定して使う落下防止ストッパー。買い物かごや段ボール(2リットルペットボトル6本分)、小型スーツケースなど、荷物の大きさに合わせてフラップの位置が変えられるという配慮がすごいですね。急ブレーキや下り坂でも、荷物が転がり落ちにくくなる優れモノです。
ふたつめの日本車ならではのおもてなし装備は、現行モデルのムーヴキャンバスに軽自動車には初の装備として登場した、保温機能付きカップホルダー。
ルーフが高めの両側スライドドアを備えた軽自動車で、ファミリーというよりはパーソナルカーの要素を多く取り入れたムーヴキャンバスだけに、車内で過ごす時間を大切にするユーザーが多いことから、寒い時期でも温かいドリンクを長く楽しんでもらえるように、この機能を装備したそうです。ドリンクを入れてスイッチを押すと底の部分が熱くなり、飲み物を約42度にキープしてくれます。名前が「ホッとカップホルダー」というのも可愛いですね。