この記事をまとめると
◾️宮城県のスポーツランドSUGOで「MAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKU」が開催された
◾️マツダファンが集まるお祭りで、モータースポーツを気軽に体験できるプログラムが充実していた
◾️2日間の開催のなかで、計3つのレースイベントが併催された
家族や子どもたちもモータースポーツを体感できるプログラムが満載!
4月6日から7日の2日間にわたって、宮城県のスポーツランドSUGOでは「MAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKU」が開催された。その名の通り、マツダ車のファンが集まる春祭りだ。近隣の各地では桜も見頃になっていたが、蔵王連峰にはまだ白い雪も残っていた。
サーキットでの開催ということで、モータースポーツの魅力をアピールするメニューが目白押し。とくに目玉と言えるのが、1991年のルマン24時間レースで総合優勝を果たしたマツダ787Bが、初めて東北の地で走ったことだろう。2日間合計で4回も実施されたデモランのドライバーを務めたのはミスター・ルマンと言われる寺田陽次郎氏。4ローターエンジンならではの独特の甲高いサウンドがSUGOに響き渡った。
ただ、今年からイベント名称が変更になり、マツダとしては最高ランクのファン感謝イベントを意味する“FAN FESTA”というフレーズが加わった。したがって、より広い顧客層にアピールするコンテンツが充実。とくにお子さま&家族向けのメニューが豊富に用意されたのが特徴だ。
キッズ向けにはプログラマーやドライビングの体験やレーシングスーツでの記念撮影、後述するパーティレースの決勝前に助手席に乗ってサーキットを1周する同乗体験なども実施。ペーパークラフトや塗り絵などは、親子一緒に楽しむ姿も見受けられた。
また、最新マツダ車で約25分、外周路の試乗コースを走ることのできるテストドライブも人気で、朝早くから長蛇の列ができていた。さらに、オーナーズクラブのミーティングも車種別に随時実施。2日間の最後には「オールマツダ・パレードラン」が行われ、サーキットの走行を全員で共有して楽しんだ。
仕掛け人の青山裕大取締役専務執行役員兼CCEO(最高カスタマーエクスペリエンス責任者)にお話をうかがった。
「モータースポーツが特殊な世界という認識からなかなか抜け出せなかった日本ですが、もっともっと身近なものにしていくためにも、こうしたイベントは充実させていきたいです。岡山で継続していたファンフェスタを昨年は富士で復活させ、今年はSUGOでも開催できました。将来的には北海道や九州はもちろん、海外でも実現させたいですね。普通のお客さまが活躍できる機会もさらに増やしていきたいです」と意気込みを語っていただいた。