保護シートもあるがコンパウンドで簡単に消せる
新車の頃はパリッとしていたのに、次第にボディの印象がぼやけて見えるようになってくる理由のひとつが、塗装面のキズだ。それも付けばすぐに気がつく大きなキズではなく、気がつくと付いている小さなキズのほうが始末が悪かったりする。
小キズの代表格が、ドアノブまわりの小キズだ。指を入れるくぼんだところは、キズがつきやすく、ひどいのになると無数に付いていたりして、非常にみっともない。ただし、原因は爪での引っかき。リモコンキーが普及する前はキーでドアのロック&アンロックをしていたので、キーの先で付くのが多かったし、キズとしても深刻だったりした。
しかし、爪で引っかいたキズとなると、キズとしては浅くて、じつは簡単に落とすことができる。極細のコンパウンドを布の先に少し付けてこすれば、落ちるはずだ。
そもそも、付かないようにするのは、あまり手立てがない。専用の保護シートが売られているのが、貼ること自体が正直見た目に悪い。手としては、塗装表面に入り込んで塗膜自体を硬くする、ガラス系のボディコーティングを塗っておくことぐらいだろうか。ワックスだと塗膜は硬くならないが、滑りがよくなるので爪が引っかかりにくくなって、キズ防止にわずかだが、効果はあるだろう。