スバル車で上毛かるたの聖地を巡る! 第一札「浅間のいたずら 鬼の押出し」

この記事をまとめると

スバル車で上毛かるたの聖地を巡る本連載

■今回の取り札は「浅間のいたずら 鬼の押出し」

■ドライブのお供はフォレスターSTI Sport

浅間山の噴火が生んだ奇勝「鬼押出し」

 群馬県民にとって上毛かるたは身近な存在。小学校の授業で習い、定期的に開催されるかるた大会に向けて練習に励みます。そのため私はいまでも全ての読み札を暗記しています。群馬で育った方の多くが同じ境遇のハズ。周りに群馬出身の方がいたら「あ!」とか「い!」とか言ってみてください。「浅間のいたずら 鬼の押出し」「伊香保温泉 日本の名湯」などと続く言葉がスラスラと出てくるはずです。

 上毛かるたは群馬の歴史、自然、人物、産業などを読んでいるため、群馬の魅力を知るには持ってこい。県民にはお馴染みですが、県外の方にももっと知ってもらえたらいいなぁなんて思ったりします。ということでこの連載では、上毛かるたにまつわる場所をスバル車で巡り、スバルのふるさと群馬のおすすめスポットをお届けしていきたいと思います!(担当は群馬県出身、インプレッサオーナーの乾ひかりです)

ドライブのお供はフォレスターSTI Sport

 スバル車のなかでもっとも最低地上高が高い本格SUV、フォレスター。悪路走破性の高さは言うまでもありませんが、STIの手によってスポーティな走りにまで磨きをかけてしまったのがフォレスターSTI Sportです。

 エンジンは最高出力177馬力、最大トルク300N・mの1.8リッター直噴ターボ。足まわりにはSTI Sport専用のサスペンションが採用されています。乗り心地はやや硬めですが、振動や突き上げ感が少なく快適。

 そして今回とくにこのクルマの魅力を感じたシーンが、上信越道でのコーナリング。ロールをしっかり抑え、地面にピタっと吸い付くような走りをみせてくれました。さすがは全モデルにおいて『走る愉しさ』を追求してきたスバル。もはや畏怖の念を抱くレベルです。

 発進時は多少もたつきを感じるものの、たとえ悪路に行かなくても欲しいと思うほどのドライビングプレジャーを実現していました。

 エクステリアは艶のあるブラックパーツで引き締まった印象。ボルドー&ブラックを基調としたインテリアは、上質な室内空間を演出しています。

取り札は「浅間のいたずら 鬼の押出し」

 群馬県と長野県の境に位置する浅間山。群馬では上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)とともに親しまれています。余談ですが、群馬には運動会の組分けを「浅間」「赤城」「榛名」「妙義」などとする学校も。

「浅間のいたずら 鬼の押出し」は、1783年に発生した浅間山の大噴火を読んだ札。この天明大噴火によって浅間山北斜面にできた溶岩地形は「鬼押出し」と名付けられました。噴火のようすがまるで鬼が暴れて岩を押し出しているようだったことがその由来と言われています。

 そんな自然が生み出した奇景を堪能できる場所が、吾妻郡嬬恋村鎌原にある「鬼押出し園」。一面に広がる溶岩は独特な形をしていて、人の身長を優に超える大きさのものもあり迫力満点です。ここまでやってきた私たちを歓迎しているようであり、自然の力を侮るなと威嚇しているようでもありました。

 かえる、象、ゴリラ、犬顔、狛犬、チンパンジー、人面、サザエさん、モアイ、魚などに見えると解説されているユニークな岩も。鬼が刀で斬ったような亀裂の入った「鬼の一刀岩」には木刀が設置されていて、撮影を楽しむことができました。

 さまざまな高山植物が見られるのも「鬼押出し園」の魅力で、とくに心惹かれたのがヒカリゴケ。岩陰で鮮やかな緑色の光を放つ様はとても神秘的でした。

「鬼押出し園」は上信越道 碓氷軽井沢ICから45分。ぜひ一度この稀有な光景を目にしてみてほしいです!

おすすめご当地グルメ「峠の釜飯」

 荻野屋を代表する絶品駅弁「峠の釜飯」。鬼押出し園の近くだと碓氷軽井沢IC前の軽井沢トレーラーハウス店のほか、横川SAの下りにも売店があります。色とりどりの具材と秘伝の出汁で炊き上げたご飯の組み合わせが最高!

※SUBARU MAGAZINE Vol.50の記事を再構成して掲載しています


乾ひかり INUI HIKARI

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愛車
スバル・インプレッサWRX STI(GRB)
趣味
ひとりドライブ旅、読書、音楽鑑賞(ライブ参戦)
好きな有名人
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