この記事をまとめると
■ド派手な飾りとペンチでアートアップを施したトラックがデコトラだ
■毎月、全国各地でアートトラックのイベントが開催されている
■アートトラックのイベントがどのようなものかを紹介する
多くのアートトラックイベントでチャリティを実施
“デコトラ”と言えば、「ド派手な飾りとペイントでアートアップを施したトラック」と誰でも想像できるハズだ。だが、そんなデコトラが大挙して集合する、デコトラ=アートトラックイベントが全国各地で定期的に開催されているのはご存じだろうか? 北は北海道から南は九州まで、週末や連休を中心にイベントが開催されているのだ。
毎月、日本のどこかで必ず開催されるほど、アートトラックイベントに動員力があるのは何か理由があるハズ! そんな、参加しないとわからない、未知の世界のアートトラックイベントの意外な事実を紹介しよう。
アートトラックイベントは、全国各地に点在するアートトラック愛好家のクラブが主催するのが一般的だ。そのクラブは「デコトラが好き」という共通の趣向をもったクラブ員が自主的に集まった団体のこと。そのクラブが主催となって、他の愛好家クラブや、クラブに属していないフリーのトラッカーが「応援参加」という名目でイベントに参加。自慢の愛車を陳列展示するスタイルが一般的だ。
参加台数は300台から多い所では600台(!)も超えるデコトラが集まるのだ。そしてデコトラを見にイベントに来場する一般参加のギャラリーは数千人というから、そのスケールの大きさに驚きを隠せない。最近では海外からの来場者も増えてきているようだ。
多くのアートトラックイベントでは、災害復旧や交通遺児の支援チャリティを大義としている。見た目にはちょっとイカツイ風貌だが、じつは心優しいトラッカーらしいアクションではないだろうか。参加するデコトラは会場の入り口で募金を済ませ、威風堂々と入場するシーンは迫力満点。デコトラ好きのカメラ小僧(カメラおじさん!?)がシャッターを切りまくる、映えスポットでもある。