知られざる豪華絢爛な「デコトラ」の経済事情! 名車「光豪徹丸」の改造費を聞いてみたらスーパーカーが買えるレベルだった!! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■デコトラとはド派手な飾りとペイントでアートアップを施したトラックのこと

■デコトラの改造費はいったいいくらかかるのだろうか?

■オーナーの早見将太さんにお話をうかがった

素人目には改造費がいくらかかるかまったくわからないデコトラ

 “デコトラ”と言えば、ド派手な飾りとペイントでアートアップを施したトラック。と誰もがイメージできるハズ。では、“バイザー”や“カスタムバンパー”などのステンレス製の架飾パーツやエアブラシで描いたペイントなどの改造費、いくらかかるか想像つくだろうか? 普段知ることが出来ないデコトラのあるカーライフの意外な事実を紹介しよう。

 取材に応えてくれたのは、奈良県で家業の家屋解体業に精を出す早見将太さん。愛車の日野自動車製、17レンジャープロは現役バリバリで仕事こなすアームロールダンプ車だ。ニックネームを「光豪徹丸」と名付け、デコトラ仲間も一目置く、怒涛のスーパーアートを展開するデコトラだ。

 2017年に新車購入したレンジャープロの車体本体価格は、荷台部分抜きで約700万円。これはトヨタ・アルファードやメルセデスベンツCクラスのミドルレンジグレードに匹敵する価格帯。ノーマルの4トン車トラックが高級乗用車と大差ない価格というのも意外と知られていない話かもしれない。

早見さんのトラック04

 純正では“バンパーライト”の現行モデル日野レンジャーを、果敢にカスタムバンパーに交換し、類を見ないドレスアップを施している光豪徹丸。このバンパーは“ラッセル戻し”という複雑なデザインを眩いばかりの鏡面ステンレスで製作。蛍光灯を内蔵してイルミネーションが光るアンドンは8枚セットし、レーザー加工で星型を抜いたりと、細部まで抜かりの無い逸品。

 このバンパー本体だけで220万円(!)と度肝を抜かれるカスタマイズだ。


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