この記事をまとめると
■レクサス「UX」シリーズがモデルチェンジを実施
■走りの面をブラッシュアップし、よりスムーズで快適なパフォーマンスを実現
■先進安全装備やインテリアの質感も向上している
全モデルが待望の電動化!
日本を代表するプレミアムブランドであるレクサスは、いまや若者が憧れるブランドでもあり、海外のプレミアムブランドと並ぶほど人気が高い。そんなレクサスのなかでもSUVは、全モデルのなかでも主力商品群となっており、「LX」「RZ」「RX」「NX」「UX」、そして「LBX」とフルサイズSUVからコンパクトSUVまで、さまざまなライフスタイルに合わせたサイズで展開されている。
今回紹介するのは、これらのラインアップのなかでもコンパクトモデルとして幅広い層に愛されている「UX」に関するニュースだ。
2018年に販売がスタートした「UX」は、世界80カ国以上の国と地域で展開されている人気モデルで、なかでも電動モデルが90%以上選択されているなど、レクサスの電動化戦略の軸として外せない1台。その「UX」が今回モデルチェンジを敢行した。
今回の「UX」はテーマを「安心とゆとり」としており、走りと先進装備の面をブラッシュアップ。HEVモデルは出力向上などのバージョンアップを実施し、車名を従来の「UX250h」から「UX300h」に変更も行っている。ちなみに、BEVモデルの「UX300e」は航続距離を512kmに引き伸ばしているほか、急速充電時間も25%短縮した改良を、2023年3月に実施している。
両モデルに共通する進化ポイントとしてまず挙げられるのは、走りの深化に不可欠なボディ剛性の向上だ。これを実現するために、ラジエターブレースの追加やロアブロックパネル下にガセットプレートの追加などを行い、パフォーマンスを向上させてる。
ブレーキには「前後制動力配分制御」という各輪を独立でピッチトロールを制御するシステムを導入し、リニアなブレーキタッチを実現。こういったところで、走りのパフォーマンスをよりブラッシュアップしているとのことだ。また、ダンパーやパワーステアリングの制御の見直しも行われる。
こういったスムーズな走りを実現するために、今回の「UX」ではドライバーの意図を読み取ってブレーキやエンジンなどを緻密に制御。より高い一体感を味わえるコントロール性を実現する。これらの制御は加速時やアクセルオフ時に効果を発揮するとしており、スムーズなアクセルレスポンスをドライバーに提供するとのこと。ブレーキも同様に、シーンやドライバーに合わせたスムーズな制御を行う。
「UX300h」では、出力を135kWから146kWに向上させているほか、AWDモデルではリヤモーターの出力が30kWへと高められ、よりスムーズで力強い安定したパフォーマンスとした。
そのほか、制振材や遮音材を適切な位置に配置して、プレミアムSUVに必要不可欠なロードノイズもさらに低減。ドライバーはスムーズで楽しいドライビングを体感できる一方で、同乗者には静かで快適な乗り心地を提供する。
これらの走りに関するパフォーマンスは、トヨタが誇る最新のテストコースである「Toyota Technical Center Shimoyama 」で行われている。