この記事をまとめると
■東京消防庁のファーストエイドチームにEVトライクが2台導入されている
■光岡自動車の3輪電気自動車「Like-T3」をベースに災害対策用の装備を積載している
■軽自動車と原動機付自転車の中間というキャラクターで臨機応変に走れるのがメリットだ
東京消防庁には変わった姿の緊急車両が導入されている!?
空気が乾燥する冬は火災が増加する季節でもあります。昨今は、「火事だ〜!」と通報したら、駆けつけてきたのは働くクルマで子どもたちから羨望の眼差しを受ける立派な消防車……ではなく、まさかのトライク? しかもEV? そんな時代になっているようです。
というのは、東京都の消防機関には比較的新しく創設された3つの部隊があり、まずは世界中の大規模災害で活躍する「消防救助機動部隊」、通称ハイパーレスキュー。1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓により創設された部隊で、日本のみならず海外にも国際消防救助隊として現地へ赴きます。
次に、育児などと両立する新しい働き方に挑戦している「デイタイム救急隊」。近年増加傾向にある都内の救急出動件数に迅速に対応するために発足した部隊で、電気救急車(EV)が日本で初めて導入され、女性隊員のみで活動。停電時や災害時には移動電源としても活用できるそう。