新型BMW X2が日本でワールドプレミア! BEVのiX2もラインアップされた

新型BMW X2が初公開!

 2023年10月25日、ジャパンモビリティショーにてBMW X2が初公開された。2代目となるこのモデルは来年春の販売を予定している。日本で初公開となったあたりを考えると、X2はかなり日本市場を意識していることが読み取れる。日本でも乗りやすいコンパクトなこの新型SACを紹介していく。

BMW X2のフロントフェイス

BEVのiX2 xDrive30をラインアップ

 クーペデザインを取り入れたSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)であるX2は初代となる先代モデルが2018年に日本市場に登場した。2代目となるこのモデルの最大のトピックスと言えるのは、BEVモデルであるiX2 xDrive30がラインアップされることだ。

 iX2はシステムで最高出力200kW、最大トルク494Nmを発生し、0‐100km/h加速は5.6秒というハイパフォーマンスを誇る。バッテリー容量は66.5kWhで、航続距離は417~449㎞(ヨーロッパ仕様値)となっている。

BMW iX2のフロントスタイリング

 そのほか、用意されるパワーユニットとしては2リッター直列4気筒ターボエンジンのX2 xDrive20i、Mパフォーマンスモデルで、最高出力233kW最大トルク400Nmを誇るM35i xDriveが用意される。

進化したユーザーエクスペリエンス

 そして、X2で新たに採用されたのがAI技術を採用した新しいユーザーエクスペリエンスだ。これまでの音声認識よりもより自然に近い会話で操作することが可能で、操作性や視認性も向上しており、ナビゲーションシステムをはじめ各種機能がより操作しやすくなっている。

 操作性の向上という面で具体的な点を上げると、ホーム画面は運転席側に使用頻度の高いアイコンを縦に並べたレイアウトとなっていて、必要な機能にスグにアクセスが可能だ。ホーム画面や空調、アプリ一覧などスグにアクセスしたいボタンは画面下部分につねに表示されている。

BMW X2の内装

 また、サブスクリプションでのサービスも用意しており、ゲームや映画をより車内で楽しめるような、新たな車内でのエンターテインメント体験を実現している。

デザイン

 ボディサイズはM35i xDriveが全長4567mm、全幅1845mm、全高1575mm、そのほかのモデルが全長4554mm、全幅1845mm、全高1575mmとなっていて、日本市場でも運転しやすそうなサイズ感だ。

 デザインは、X1はもちろん先代のX2とも異なるものを目指したという。そこで重要とされたのが、存在感があってスポーティなものを作り上げること。機能的でファミリー層にも人気なX1と異なり、外交的で自己表現を楽しみたい若年層を意識したデザインにしたとのことだ。

 また、BMWのアイコンであるキドニーグリルは光るようになっており、これも新たなポイントと言える。

 インテリアはアルカンターラと人工皮革を組み合わせており、新たな印象のプレミアムな空間を演出している。

BMW X2のシート

 日本で行われたジャパンモビリティショーをワールドプレミアの場所として選んだのは、このX2が日本市場にマッチした車両かつ、日本市場はコンパクトセグメントにとって重要なマーケットだからだと表現していた。発売は来年春ごろを予定しており、日本市場での反響が楽しみな1台だ。


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