この記事をまとめると
■昭和の時代にはクルマに関するブームが巻き起こっていた
■この記事では3つの自動車ブームを紹介
■それぞれのブームをけん引した車種も紹介する
三菱がリーダーとなったブームがあった
昭和世代にとって、ブームといえば脊髄反射的に「島唄」となるのが鉄板ですが、今回は昭和に巻き起こったさまざまなクルマのブーム。ハイソカーやらデートカー、RVやワゴンブームなんてのも佳き昭和の思い出です。そんなノスタルジックなブームと、その火付け役となったクルマをご紹介してみましょう。
RVブーム
いまでこそSUVという呼び名のほうがまかり通っていますが、昭和生まれにとってはRV(Recreational Vehicle)というくくりのほうがしっくりくるもの。およそ1990年代後半とされていますが、ブームと呼ばれるくらいですからとにかくクルマも売れまくっていた時代です。よって、RVブームの火付け役もバラエティに富むのかと見まわしてみると、なんだか三菱一社の一人勝ちな様相です。
たとえば、ブームの筆頭とされているのが「パジェロ」で、これは膝を打つほど納得です。2ドアから4ドア、ソフトトップやエボリューションモデルまでラインアップされ、RV=パジェロと脳裏に刻み込まれている方も少なくないでしょう。
で、ここにRVの醍醐味となる車中泊というファクターが加わるのか、パジェロと同じく全輪駆動のアドベンチャー感が後押しするのか「デリカ」も強い存在感を示していました。
さらに、RVブームにそのまんま乗っかった「RVR」というお手軽シティコミューター的なモデルもあり、RVブームは三菱をウハウハにしてくれたこと間違いありません。
しかも、パジェロやデリカはブームを牽引したばかりか、現在でも連綿とモデルが生きながらえているというのも驚きといえば驚き。RVRにしても、モデル寿命は(途中ブランクあり)20年に及ぶといいますから、三菱の先見性とかラッキー度合は見事なもの。再び、三菱が〇〇ブームを巻き起こすのも夢ではない、かもしれませんね。