この記事をまとめると
■走りが楽しいコンパクトクラスのレンタカーを紹介
■コンパクトカーはレンタカーの費用も抑えられる
■レンタカー会社によってはラインアップしている車種であれば指定も可能だ
安いレンタカーにだって走りが楽しいモデルがたくさんある
家からずっとクルマで出かけるよりも環境にやさしく、渋滞の緩和や長時間運転などによる疲労軽減にもつながるパークアンドライド。公共交通機関を使って目的地の最寄りの駅やバスターミナルまで行き、そこから先はレンタカーを使うという旅のスタイルです。JR東日本の「トレンタくん」などが有名ですね。
そんなときに、せっかくレンタカーを借りるなら、走って楽しいクルマがいいなと期待する人も多いと思います。かといって、なるべく費用は抑えたいもの。そこで今回は、いちばんリーズナブルなコンパクトクラスを申し込んでも借りることができるモデルのなかで、これがきたら当たり! と思わずガッツボーズをしてしまう、安くても走りが楽しいコンパクトクラスのレンタカーをピックアップしたいと思います。
まず1台目は、欧州で徹底的に走りを磨き、スポーツモデルもラインアップしているスズキ・スイフト。新車価格が130万円台からあるというリーズナブルなモデルのため、レンタカーの常連さんですが、これがくると楽しいドライブ旅は確定と言っていいほど。
1.2リッターのガソリンモデルはスペックこそ91馬力と地味に感じますが、CVTが上手にパワーを引き出してくれる印象で、軽量化を突き詰めたボディと相まって驚くほどキビキビと軽やかに走れるのです。高速コーナリングではじわっと荷重がうつっていく感覚や、山道ではヒラリヒラリと軽快な身のこなしを見せてくれて、ラリードライバーになった気分に。後席スペースやラゲッジはややタイトですが、小まわり性能が高いので狭い道でも扱いやすいでしょう。
2台目は、もしかすると初代モデルが出てくるかもしれない、ハイブリッド専用のコンパクトカーであるトヨタ・アクア。でも、古いからって気を落とすことなかれ。この初代こそが、「コーナリングではスーパーカーもカモれる」なんて豪語する人もいるくらい、スカッと爽快でワクワクするような走りが楽しめるモデルなのです。
アクセルペダルもややスイッチのような感じで、踏んだ瞬間にモーターアシストがかなり入るため、瞬発力のある加速フィール。これが追い越し加速などでもしっかりコントロールできるため、欲しいところでパワーが得られるのが楽しいところです。こちらも後席スペースやラゲッジは小さめですが、世界トップクラスの低燃費なのもありがたいですね。現行モデルのアクアなら、後席スペースやラゲッジがかなり拡大しており、コンセントが付いているなど使い勝手の良さが魅力。走りは上質感がアップしています。