「コンペティツィオーネ」の名前は伊達じゃない! クアドリフォリオ譲りの足を特別装備する限定車がアルファロメオ「ジュリア」と「ステルヴィオ」に設定

この記事をまとめると

アルファロメオのジュリアとステルヴィオに限定車の「コンペティツィオーネ」を設定

■「ヴェローチェ」をベースにブランドの核であるスポーツ性と上質感を高めたモデルとなる

ジュリアは60台、ステルヴィオは42台の限定発売

スポーツ性と上質感を高めた限定車「コンペティツィオーネ」

 ブランド初のPHEVであるコンパクトSUVのトナーレのデビューにより、久々に世間からの期待と注目を集めるアルファロメオ。しかし、アルファロメオはトナーレだけではない。実際、トナーレのデビューまで長らくブランドを支えていたのは、セダンのジュリアとSUVのステルヴィオの二枚看板だった。

 そして今回、そんな二枚看板である両車に、限定モデルとなる「コンペティツィオーネ」が設定されることになった。イタリア語で「競争・競技」を意味する「コンペティツィオーネ」はその名の通り、ブランドの核であるスポーツ性と上質感を高めたモデルとなっている。

 ベースとなったのはそれぞれ280馬力を誇る2リッターガソリンターボエンジンを搭載する「ヴェローチェ」だ。

 どちらもインテリアはブラックを基調としながら、ステアリングホイールやダッシュボード、シート、シフトればーといったレザー部分に、アクセントとなるレッドステッチを加えたものとなる。さらに前席のヘッドレストには、「Alfa Rome」のロゴと「COMPETIZIONE」のレタリングがあしらわれ、上質感が高められた。

 シャシーには、シリーズ究極モデルである「クアドリフォリオ」にも採用されているAlfaアクティブサスペンションを特別装備。電子制御ダンピングシステムを備えた同サスペンションシステムは、4輪それぞれが路面状況に応じた最適な減衰力で正確なハンドリングと優れた快適性を高次元で両立してくれる。

 エクステリアのトピックは、フロントフェンダーに備わるコンペティツィオーネ専用エンブレムで、限定車「コンペティツィオーネ」が特別なモデルであることを演出する。

 ボディカラーとして、ジュリアにはアルファレッドとブルカノブラックの2色を、ステルヴィオにはアルファレッドを用意する。

 価格は、ジュリア2.0ターボ コンペティツィオーネが700〜710万円、ステルヴィオ2.0ターボQ4コンペティツィオーネが848万円。ジュリアは60台(アルファレッド42台、ブルカノブラック18台)、ステルヴィオは42台の限定発売となる。

 これまでも「コンペティツィオーネ」の名称は数々のモデルに設定されてきたが、ジュリアとステルヴィオに用意された「コンペティツィオーネ」も、歴代モデルに勝るとも劣らない、高いスポーツ性と上質感を備えたモデルとなっている。「コンペティツィオーネ」の名に偽りはない。


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