「350h」の追加でハイブリッドも選べるようになったレクサスRX! あわせてRXシリーズに一部改良も実施

この記事をまとめると

レクサスRXにハイブリッドの「RX350h」が追加された

■2.5リッター直4とモーターの組み合わせにより気持ちのいい走りと低燃費を高次元で実現

■あわせてRXシリーズに一部改良も実施された

RXに待望のHEVを追加ラインアップ

 いまでこそラグジュアリーブランドの雄として世界中でも認知されている「レクサス」であるが、その躍進のきっかけとなったのは、1998年にラグジュアリークロスオーバーSUVとして発売された「RX」であることは、誰もが認めるところ。RXは、2005年にはラグジュアリー市場に初めてHEVを持ち込むなど、その後もラグジュアリー市場で存在感を放ち続け、現在は5代目へと進化を果たしている。

 2022年に登場した5代目RXは、それまでフラッグシップグレードに採用されていたV6エンジンが廃止され、ハイブリッドも含めてすべて直4エンジンになりながらも、クラストップレベルの加速性能とEV航続距離を実現するなど、時代に則した進化を果たしている。そしてこの度、RXのラインアップに、2.5リッターハイブリッドシステムを搭載した「RX350h」が新たに加わることになった。

 新たに導入されることになったRX350hは、プラグインハイブリッドでもあるRX450h+にも採用される高効率な2.5リッター直4エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。エンジンとモーターの組み合わせによる高いレスポンス、電池性能を向上させた駆動用電池、駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御などをうまく使うことで、気持ちのいい走りと低燃費を高次元で実現している。

 さらに、RX350hには、FFの2WDとAWDを設定。AWDシステムはE-Four(電気式AWDシステム)を採用しており、発進時や雪道などのスリッピーな路面では、後輪をモーター駆動することで安定した走行性能を発揮する。さらに、前後駆動力配分を100:0〜20:80の間で緻密に制御することで、発進時の加速性能とドライバーの意図する優れた旋回安定性をもたらしてくれる。

 また、今回のRX350hの追加に合わせ、RXには一部改良も実施された。ベースグレードとなるRX350にもAdvanced Parkにリモート機能を追加(RX350″versionL”に標準装備、RX350″F SPORT”はオプション設定)し、先進安全装備を充実。インテリアイルミパッケージは、足元以外の減光制御を抑制し、アンビエントライトを改良、ワイヤレス充電器は充電可能エリアを拡大するなど、さまざまな改良が実施された。

 今回新たにラインアップに加わったRX350hの価格は、2WDが758万円、AWDが796万円。なお、今回の一部改良の実施で、RXの価格は666万〜901万円となっている。

 RX350hの追加は、HEVやPHEVなどの電動車の普及を通じて多様な市場のニーズに寄り添いながらカーボンニュートラル社会の実現を目指すという、レクサスがテーマに掲げる「Lexus Electrified」に基づいたもの。量販車のひとつであるRXにHEVが加わったことで、RXはこれまで以上にさまざまなニーズに対応することができるようになったといえる。


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