この記事をまとめると
■シボレー・コルベットにふたつの限定モデルが登場
■レーシーな「リミテッドレーシングスタイルエディション」と上質感あふれた「リミテッドスポーツスタイルエディション」を用意
■限定モデルには、ボディタイプとカラー、アクセントカラーの組み合わせが異なる全7バージョンが存在
日本初設定となったC8コルベットの限定モデル
1954年の初代モデルの登場以来、アメリカ車唯一のスポーツカーとして絶大な支持を受けているシボレー・コルベット。2019年に発表された8代目モデル(C8)では、駆動方式をFRからミッドシップに変更して歴代最強のパフォーマンスを手に入れ、世界のモーターファンにサプライズを巻き起こしたことは記憶に新しい。
そんなコルベットに限定モデルが設定された。日本でC8型に限定モデルが用意されるのはこれが初となる。
今回の限定モデルは、「リミテッドレーシングスタイルエディション」と「リミテッドスポーツスタイルエディション」のふたつ。両限定モデルには、クーペとコンバーチブル、ボディカラーとアクセントカラーの組み合わせにより、「リミテッドレーシングスタイルエディション」には4バージョン、「リミテッドスポーツスタイルエディション」には3バージョン、合計で7バージョンが存在する。
まずは「リミテッドレーシングスタイルエディション」だが、これは、ボンネット、ルーフ、テールエンドと、ボディを前後に貫くようにフルレングスのデュアルレーシングストライプをあしらったもの。インテリアにはビビッドなカラーバリエーションを採用し、あらゆるディテールが、コルベットのサーキットにおける高いパフォーマンスを想起させる。ボディカラーには新色のグレーとホワイトの2色を設定。それぞれブラックもしくはレッドのストライプがあしらわれ、コルベットの躍動感あふれるプロポーションを強調する。
一方、「リミテッドスポーツスタイルエディション」は、人気の高いイエローと精悍なブラックという2色のボディカラーに、足元を引き締める心グロスブラック/ミッドナイトグレーのアルミホイールを組み合わせた仕様。インテリアにはナッパレザーとパーフォレーテッドマイクロファイバーを組み合わせたシートやジェットブラックで統一されたインテリアが上質感と落ち着いた雰囲気を演出する。
「リミテッドレーシングスタイルエディション」の価格は、ボディ色ハイパーソニックグレーのクーペが1690万円(限定10台)、同コンバーチブルが1840万円(限定5台)、ボディ色アークティックホワイトのクーペが1490万円(限定15台)、同コンバーチブルが1840万円(限定5台)。
「リミテッドスポーツスタイルエディション」の価格は、ボディ色アクセレートイエローのクーペが1470万円(限定10台)、同コンバーチブルが1820万円(限定5台)、ボディ色ブラックのクーペが1470万円(限定20台)。
ミッドシップ化しての初公開に始まり、右ハンドルモデルの設定やハイパフォーマンスバージョンであるZ06の追加、AWDのE-Rayの提案、そして今回の2モデル7バージョンの特別仕様車設定など、我々に次々とサプライズを届けてくれているC8コルベット。次回サプライズにも大いに期待した。