この記事をまとめると
■6代目スカイラインを振り返る
■セダンやクーペ、ワゴンやハッチバックなど多彩なラインアップを誇っていた
■桜井眞一郎氏が担当した最後のスカイラインであるほか、ドラマやレースでも大活躍した
「ポール・ニューマン」「鉄仮面」でお馴染みの6代目スカイライン
日産を代表する車種のひとつであるスカイライン。現在も軒並みセダンが姿を消すなか、日産唯一のセダンとして残り続けるだけでなく、405馬力の強心臓を誇る400Rを有するスポーツセダンともなっている。
そんなスカイラインは各歴代モデルも人気となっているのはご存じのとおりだが、今回は6代目となるR30型を振り返ってみたい。
1981年8月に登場した6代目スカイラインは、それまでのC系から10代目モデルまで使われるR系に型式が改められた最初のモデルとなっており、“スカイラインの父”としても知られる桜井眞一郎氏が担当した最後のスカイラインとなっている。
カタログや広告にはアメリカの映画スターかつレーシングドライバーでもあったポール・ニューマン氏を起用し、モデルの愛称として「ニューマン・スカイライン」と呼ばれたほか、1983年には「ポール・ニューマン・バージョン」と呼ばれる特別仕様車も設定されていた。
ボディタイプは2ドアハードトップクーペと4ドアセダン、そして5ドアのハッチバックというラインアップでスタートし、登場から2カ月後の1981年10月にはステーションワゴンとバンを追加。歴代スカイラインのなかでもかなりのワイドバリエーションとなっていた。