撥水ワイパーって実際どう? 梅雨時期に気になるアイテムの効果と持続時間

この記事をまとめると

■撥水ワイパーにはゴムに撥水成分が含まれている

■動かすことでフロントウインドウに撥水効果を与える

■効果の持続期間や長持ちさせる方法について解説

手塗りタイプの撥水剤との併用がオススメ

 フロントガラスを中心に、撥水剤を塗っている人は多いだろう。雨でも視界はクリアになるし、高速道路であればノーワイパー走行も可能だったりと、一度使ったらやめられないアイテムだ。

 最近では撥水させるにしてもさまざまなタイプがあって、基本になるのは塗り込みタイプ。そのほかではスプレータイプやウエットティッシュタイプ、ウォッシャー液タイプなど、手間のかからないものを中心にいろいろとある。これら、手間がかからないのはいいのだが、気になるのは効果や耐久性だ。今回はワイパーブレードタイプについて見ていこう。

 ワイパータイプの特徴は、ワイパーを動かすことでガラス表面をコーティングするということ。付けた最初は乾いた状態で動かしてやると被膜ができるし、そのあとは普通に使うことで被膜が薄くなった部分ができても、動かせば自然に補えるので塗り直しの手間などがなくてラクだ。

 ワイパータイプの特徴はゴムに撥水剤が練り込んであって、ガラス面をこすることで撥水被膜ができるというもの。なので、気になる耐久性については、使う回数によって大きく異なるために一概にこれくらい、という目安はない。今まで使った実感としては、3カ月から半年程度といったところ。そもそも撥水性能はそれほど高くないので次第にフェードアウトしていく感じだ。ちなみにワイパー本来の性能もしっかりと確保されているものが多いので、撥水が弱くなっても使い続けることはできる。

 ワイパータイプをうまく長く使うコツとして、手塗りタイプの撥水剤との併用がオススメ。塗り込みタイプも次第に被膜が劣化して撥水が弱くなってしまうため、ワイパーを併用することで薄くなった被膜を補修してやることが可能だ。

 また、撥水ワイパーはビビリが発生しやすいとされるが、コーティング同士なので両者の相性はよく、抑えることもできる。ビビリがないということは被膜へのダメージも少なくて、長く効果を持続させられるというわけだ。お手軽タイプは単体使用よりも、いくつかを併用するのが効果発揮のカギとなると言っていい。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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