「キャンプ場のパンフかよ」レベルの映え具合! アウトドアでの雰囲気完璧な「チョイ古」SUV5選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■アウトドアシーンに似合う1980〜2000年代初頭のクルマをピックアップ

■海外のモデルだとウッドパネル仕様のモデルがあったりと国産車にはない雰囲気が魅力的

■本格クロカン四駆であればアウトドアシーンで映えること間違いなしだ

アウトドアシーンで映えるクルマが集結!

 キャンプに釣りにBBQにと、いよいよ本格的なアウトドアシーズンが到来! たくさんの荷物を運んだり、砂利や土の道を通ったりと、アウトドアレジャーにはやっぱりクルマがあると便利ですよね。緑豊かな自然の風景のなかでは、「映える」写真もたくさん撮れるということで、最近は思いっきり「映え」重視でアウトドア用のクルマを選ぶ人も増えているとか。三菱デリカミニやダイハツ・タントファンクロスなど、軽自動車にまでちょっとアウトドアテイストのデザインが続々登場しているのも、そんな「映え」重視派が増えている証拠かもしれませんね。

 ただ、多くの人と同じクルマはイヤだという人や、もっと雰囲気のある写真が撮りたいという人には、ちょっと古めのSUVを選ぶという手も。バリバリの新しいSUVはちょっと違うんだよなぁ、という人にもオススメの、キャンプで映えるチョイ古SUVたちをピックアップしてみます。

 1台目は、ゴツくて堂々とした迫力のなかにも、どこかカリフォルニアあたりの海の香りを感じさせる、アメリカ生まれのチョイ古SUVといえば、シボレー・サバーバン。二段にデーンと構えるフロントグリル&ヘッドライトからして、雄大なアメリカっぽさ満点のたたずまいです。

 じつはこのサバーバンは、GMがシボレーブランドで1930年代から作りづつけている、アメリカ車を代表するフルサイズSUVで、本国ではモダンにリニューアルされた現行モデルも走っていますが、映画などでよく見るのは、やっぱり90年代のサバーバンでしょう。ステーションワゴンをそのままガシッと車高を上げてSUVにしちゃったような、どことなくパリッとした都会的な雰囲気が残るところも特徴です。

 全長5mオーバーのボディは3列シート・8人乗りで、当然のことながらシートを倒せばサーフボードだって積めるので、サーファーにもすごく人気がありました。搭載するエンジンは5.7リッターのV8ですから、ドロロロ〜っという悠々とした走りもアメリカン。左ハンドル、コラムATで、輸入車だけどレギュラーガソリンを使用しています。砂浜でBBQなんてやる時には、思いっきり映えること間違いナシの1台です。

 2台目は、日本を代表するクロカン4WDといえば、トヨタ・ランドクルーザー。その旧モデルは若い世代を中心に数年前から人気が沸騰していますが、キャンプでとくに映えるのが通称「70(ナナマル)」と呼ばれる1984年から2004年まで販売されていたモデルです。

 隙間の開いた太めのバーが並ぶフロントグリルに、丸目のヘッドライト。少しヤレた雰囲気をただよわせる背高ノッポでカクカクとしたルーフとボディラインに、意外性のある白いホイールを履かせ、ちょっとレトロ感を感じさせるところがいま見ると新鮮で、オシャレなのです。同じ70でも少しずつマイナーチェンジでフェイスなどが変わっており、ボディカラーによってだいぶイメージも変わるので、スッキリ系、スポーティ系、レトロ系など好みで選ぶといいですね。インテリアは決して豪華ではないですが、ふっくらと厚みのあるシートが5名分揃っており、荷室も広大。

 エンジンは4.2リッターのディーゼルがメインで、さすがはヘビーデューティもお任せのパワフルさです。じつはこのランドクルーザー70は、誕生30周年を記念して2014年に限定で再販されており、こちらには4リッターのV6エンジン+MTを搭載。ナビなどの装備もアップデートされているので、現代でもまずまず普通に快適に走れるチョイ古SUVとなっています。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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