この記事をまとめると
■橋や線路のオーバーパスは渋滞しやすい
■ボトルネック部分になることによる自然渋滞だ
■橋は迂回することが難しいため交通量が集中してしまう
橋は交通集中による自然渋滞が起こりやすい場所
大きな川にかかっている橋や、線路のオーバーパス(跨線道路橋)などはつねに渋滞しているイメージがないだろうか。
事故や工事などのようなイレギュラーな事象もないのに渋滞することを自然渋滞という。そして、自然渋滞の発生しやすい場所のことを「ボトルネック部分」と呼んだりする。文字どおり、ビンが細くなっているように、自然と流れが悪くなるような道路構造になっているという意味だ。
高速道路などでは、ドライバーが意図せず速度を落としがちなトンネルの出入り口やサグ(くぼみ)部と呼ばれる下り坂から上り坂に切り替わるあたりが、自然渋滞の原因となりやすいとされているが、橋についてはフラットで走りやすくても慢性的に渋滞が起きていることは珍しくない。
大きな理由として考えられるのは、交通集中によってボトルネックとなっていることだ。
簡単にいえば、橋を迂回することは難しく、橋を渡る以外の選択肢が現実的にない。そのため交通量が集中しやすく、それが渋滞につながっている。