この記事をまとめると
■日産セレナは6代目となった新型が現在までに2万台の受注を受けている
■センターピラーインナーなど複数の骨格車体部品に環境に配慮した鋼材を使用している
■運転結果に応じて保険料が安くなる新たなサービスを導入した
合計で200万台も売れているミニバンの名手にうれしいニュース
Mクラスミニバンと呼ばれている日本でもっとも人気が高いミニバンジャンルにおいて、大きな存在感を発しているのがご存知、日産のセレナだ。
1991年に登場してから、日本の家族を30年以上支えてきたまさに名車であり、いまも幅広い層から指名買いされるほどの人気を獲得している。日産はもちろん、ミニバン界を牽引する1台と言っても過言ではないだろう。また、家族と日本中さまざまな場所に出かけることもミニバンに託された使命であることから、セレナのキャッチコピーは「モノより思い出。」となっており、これは1999年に登場した2代目から変わっていないことも、「セレナがどんなクルマであるべきか」を体現していると言えよう。
そんなセレナは、昨年末登場したモデルで6代目となっており、第2世代「e-POWER」となる新開発の1.4リッターe-POWER専用エンジンを搭載したe-POWER車は、すでに2万台の受注を突破しており、快進撃を続けている。
看板車種とも言えるセレナe-POWERには、センターピラーインナーなど複数の骨格車体部品に、製造時のCO2排出量をマスバランス方式により100%削減した、低CO2高炉鋼材を新たに採用。基本スペックの高さなどを実現しつつ、環境へ配慮した仕立てとなっているのが6代目の特徴だ。
また、日産の金融子会社である株式会社日産フィナンシャルサービスと、パートナーの損害保険ジャパン株式会社と共同で開発した、車両搭載のテレマティクス技術を活用した自動車保険プラン「日産カーライフ保険プラン つながるあんしんプラス」 を、新型のセレナe-POWERより本格導入すると発表があった。
これは、「日産カーライフ保険プラン」が提供しているパッケージングに、「安全運転アシストサービス」と「緊急対応トータルサポート」というふたつを加えた新たな保険サービスとなっている。
ちなみに、「安全運転アシストサービス」とは、テレマティクス技術により車両から取得した走行データに基づき、ユーザーの運転挙動をスコア化。このスコア結果によって保険料が割引になるという画期的なものだ。要するに、丁寧かつ安全な運転をしている人は保険料がお得になる、ありそうでなかったサービスと言えよう。
もうひとつの「緊急対応トータルサポート」は、万が一の事故の際に、緊急対応(救援機関への連絡)からレッカー手配、保険会社への事故報告まで、一気通貫してユーザーをサポートするというもの。
家族を支えるミニバンを検討中のユーザーにとって、セレナは頭ひとつ抜けた存在のミニバンとも言えそうだ。