レクサスブランドで初となるBEV専用モデルが登場! 「RZ」は航続可能距離450kmとレクサスらしい走り味を両立している (1/2ページ)

この記事をまとめると

■レクサスがブランド初となるBEV専用モデルのRZを発売

■新コンセプトの「Seamless E Motion」による塊感あるスタイリングで加速感と躍動感を表現

■最初に発売される500台は特別なカラーコーディネートの「First Edition」となる

レクサスのBEV専用モデルの第1弾

 2005年にハイブリッドのRX400hを発売して以来、ラグジュアリーカーにおける電動化の先駆者として市場を牽引してきたレクサス。そんなレクサスから、ブランド初のBEV専用モデルとなるRZが発売された。なお、最初に発売される500台は特別仕様車の「First Edition」となる。

 レクサスRZは、レクサスらしい感性に訴えかける走りとデザインを体現したBEVであり、今後のレクサスブランドの変革の起点となるモデルとなっている。

 エクステリアデザインは、BEVの機能的な進化や空力性能の向上を目指した「Seamless E Motion」というコンセプトの塊感あるスタイリングで、BEVならではのシームレスな加速感とトルクフルな躍動感を表現する。

 エンジン冷却用のラジエターを必要としないBEVの特徴を最大限に活かしたフロントデザインは、従来の同ブランドのスタイリングから大きく進化を果たしており、新たなコンセプトである「スピンドルボディ」という塊感あるフォルムとすることでレクサスの独自性を表現する。

 サイドは、フロントフェンダーのタイヤを後方に引っ張ったようなラインを造形することで車両を牽引する力強さを表現。また、リヤタイヤを強調する立体的なリヤフェンダーの造形により、4輪駆動システム「DIRECT4」による躍動感ある走りを表現する。

 リヤはシンプルな水平基調のデザインで、張り出したタイヤを強調する造形を組み合わせることで、BEVのトルクフルな走りを支えるたくましいスタンスが際立つデザインとなっている。特徴的なルーフスポイラーは、スポイラーサイド部の形状が発生する空気力を抑えることで、安定感ある走りをサポートする。

 インテリアは、カウルからドアへと連続感あるシルエットに低く配置したインパネを組み込んだ開放的な空間。ウルトラスウェードを施したドアトリムオーナメントやシート、木目調のコンソールアッパーパネルなどにより、上質感を演出する。

 コクピットは、人間中心の思想を進化させた新デザイン「Tazuna Concept」に基づいたもので、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携。視線移動や煩雑なスイッチ操作をすることなく、運転に集中しながらナビやドライブモードセレクトなど、さまざまな機能制御を可能とした。センターディスプレイには大型のタッチディスプレイを採用し、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約。レイアウトや表示情報などにも細部まで拘っており、直感的な操作ができる最適な配置と形状を追求している。

 ステアリング機構にはソフトバイワイヤを採用するとともに、センターコンソールにダイヤルコントロールを配置し、ワンアクションでスマートなシフト操作の実現とシンプルなコクピットデザインを実現しているのも見逃せない。

 センターコンソールの前方にはおくだけ充電トレイを設置し、インパネに充電用USBコネクタを2個、通信用USBコネクタを1個設定したほか、センターコンソール後部にも充電用コネクタ2個とアクセサリーコンセント、HDMI端子を設定し、乗員の利便性向上が図られている。

 後席の居住空間は、ロングホイールベースによって1000mmのカップルディスタンスを確保したゆとりあるもの。後方にPピークをもたせたキャビンシルエットにより、圧迫感のないヘッドクリアランスが実現されており、さらにパノラマルーフ仕様では、さらなる開放感と前後への抜けの良さを引き立てる。

 ラゲッジルームは通常状態で522L。後席を倒さずとも9.5インチゴルフバッグなら3個、スーツケースなら110Lと97Lをひとつずつ積み込むことが可能だ。デッキサイドにはアクセサリーコンセントも設置されており、幅広いシーンでの活躍が見込める。


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