クルマ好きの「夢」が詰まった空間が群馬にあった!
昨今の中古スポーツカーの相場高騰に辟易としている人は多いことだろう。80年代後半から90年代にかけて登場した往年の名車をはじめ、高年式車でもホットでレアなモデルは異常な高騰をみせている。
販売価格が跳ね上がった分、中古車としてのクオリティも相応に上がっているのかといえば、必ずしもそうではないのが現実だ。これ以上値上がらないうちに、思い切って購入したいと思っても、高額な値札に見合った価値のある個体なのかどうか不安で、購入を躊躇してしまうもの。まったくもって、クルマ好きにとっては厳しい時代になってしまった。
そんな状況下にある往年の名車や、今後二度と新車で販売されそうにないレアなクルマを物色中のクルマ好きに、絶対的な自信を持ってオススメできるのが、群馬県高崎市にある中古車販売店「natural」だ。厳選されたレア度の高い程度極上の物件のみを扱っている。
「natural」は中古車販売店というより、クルマ好きなら誰もが憧れる世界の名車セレクトショップというべきかも知れない。口コミで広まった多くの顧客を抱えているので、宣伝広告は最小限。店舗には目立つ看板も出ていないので、知る人ぞ知る存在になっているが、30年以上の販売歴をもつなど、実績は極めて豊富。顧客リストには著名なレーシングドライバーの名も連なっているなど、モータースポーツ関係者との関わりも深い。
在庫車は大型のシャッター付きガレージに保管されているので、来店予約をして店内に入らないと実車の姿を拝むことはできないが、ショールーム内には新車と見まごうほどの輝きを放つ程度極上の在庫車がズラリと並ぶ。さながら世界の名車モーターショーのような雰囲気だ。
それぞれの在庫車を見ると、本当のクルマ好きが愛情を込めて仕立て上げたものであることがすぐに伝わる。「natural」代表の藤原 誠さんは、いわゆるスーパーカーブーム世代なので、子供の頃から普通にクルマ好きとして育った。しかし、高校生の頃はクルマよりも経済や経営への関心が高く、経済と経営を本格的に学ぶための大学に進学。大学に入りたての頃はクルマのマニアではなかったという。
そんな藤原さんの人生を変えたのは、ドリキンこと土屋圭市さんの存在だ。ドリフト好きの大学時代の友人から「峠にすごい人がいる」と誘われ、群馬県の碓氷峠でギャラリーをしていたところ、土屋圭市さんの走りに大きな衝撃を受けた。それがきっかけでクルマという乗り物の根源的な魅力に目覚め、自身でもスポーツカーを所有。サーキット走行はもちろん、A級ライセンスを取得してレース活動にも興じるまでになり、スポーツカーの走りに没頭。そこから自動車販売の世界に身を置くことになった。
往年の名車も、多くはその現役時代にリアルタイムで魅力を感じてきたので、在庫車に対する愛情はとても深い。ショールーム内で説明を聞いていると、在庫車は客に販売する売り物というより、〝クルマ好きの仲間と幸せを共有する財産〟として扱っているのが伝わってきた。顧客の手に渡ったあとも、自分の愛車のように状態が気になるので、メンテナンスなどで入庫してくるのが嬉しくてたまらないという。藤原さんにとって顧客は客ではなく、やはり〝クルマ好きの仲間〟なのだ。
もちろん、所有しているのはユーザーなのだが、藤原さんは愛しい在庫車が顧客の手に渡ってからも、「自動車大国としての財産」や「機械的文化遺産」のような感覚でいつまでも見守っている。これらを守りながら、クルマ好きの間で未来永劫楽しむことを究極的な目標としているのだった。志の高さを感じずにはいられない。
natural:https://cs-natural.amebaownd.com/
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